オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

【漫画】亡き母が6年前に漬けた梅干し… “最後の一粒”を食べる決意に「泣ける」「これでずっと一緒」

インスタグラムで公開されている、エッセー漫画家の人生パプリカさんの漫画が「温かくてすてきなお話でした」と話題に。そこで、作者に話を聞きました。

亡き母が残した梅干しの最後の一粒について描いた漫画のカット(人生パプリカさん提供)
亡き母が残した梅干しの最後の一粒について描いた漫画のカット(人生パプリカさん提供)

 エッセー漫画家の人生パプリカさんの漫画がインスタグラムで1万6000以上の「いいね」を集めて話題となっています。

 今は亡き母が6年前に漬けた梅干し。その最後の一粒を、作者は小さな心の支えとしてずっと残していました。しかし、いよいよ食べることを決意して…という内容で、読者からは「すてきなお話!」「食べた物は体の一部になるから、これでずっと一緒ですね」「私も名残惜しくて手元に置いています」などの声が上がっています。

食べても消えない、母との記憶

 人生パプリカさんは、インスタグラムで作品を発表しています。人生パプリカさんに作品について話を聞きました。

Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。

人生パプリカさん「母が最期に漬けた梅干しをもらってから、ちょこちょこ自宅で食べていたのですが、最後の1粒にはなかなか手がつけられずにいました。はたから見たら何てことのない、ただの古い梅干しですが、私にとってはとても意味があり、梅干し以上のものを感じていて、それが面白いと思ったからです」

Q.最後の一粒になってから、どんな思いでそれを見つめていたのですか。

人生パプリカさん「実は梅干しが残っていることを知ったのは、母が亡くなってから何年か後で、おばにお裾分けしてもらったんです。最後の1粒になるまではおむすびにしたり、お茶漬けにしたりして食べていたのですが、なんというか、『これはもう食べられなくなってしまうのか』と思うと、なかなか手がつけられず。とはいえ、目に入るたびに複雑な気分になるので、どうしようかなとずっと悩んでいました」

Q.「お守り」のような最後の一粒だったのですね。なぜ今、食べようと決意されたのでしょうか。

人生パプリカさん「やはり食べ物だからです。『食べ物は、食べ物として消費しないといけない』という気持ちと、『おなかに入れて消えてしまっても、母と母の梅干しの記憶はなくならない』と思ったからです」

Q.最後の一粒を食べてから、人生パプリカさんの中で何か変化がありましたか。

人生パプリカさん「人は物語に生きているんだな、と気付かされました。外から見れば何でもない物も、無価値に見える物も、物語さえあれば私たちはそれを宝物やお守りにもできるんです。そう考え始めたら、私は物語がある物にすごくひかれやすいということに気付きましたし、そういう物に囲まれて生きていきたいと思いました」

Q.もし今、お母さまに会えたら、どのような話がしたいですか。

人生パプリカさん「お母さんに会えたら、今の私の幸運な状況について報告したいです。子どもの頃からの夢がかないつつあることや、私の漫画がSNSを通じて多くの人に届き、共感していただけていることなどを真っ先に話したいです。母は私の絵や漫画をきちんと保存してくれていた、『私のファン1号』だったので、きっと喜んでくれると思います。母に一番に褒めてほしいです」

Q.作品について、どのようなコメントが寄せられていますか。

人生パプリカさん「私と同じように、亡くなったご家族の梅干しや梅酒を大事にとっている方が、たくさんコメントを残してくださいました。涙が出るような優しいコメントばかりで、私の漫画以上に広がりを見せるコメントの数々に感動しました」

(オトナンサー編集部)

【漫画】本編を読む

画像ギャラリー

オトナンサー編集部 関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

漫画・SNSトピック 最新記事

漫画の記事もっと見る

SNSトピックの記事もっと見る

コメント

CAPTCHA