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古文書に「付箋」を貼ってはいけない理由が話題に…図書館の本もダメ!

新聞紙やセロハンテープもNG

Q.付箋紙以外にも、本に使用してはいけない身近な文具などはありますか。

宮本さん「最近は、おしゃれなデザインのものが普及したことから、マスキングテープを付箋紙やしおり代わりに使用されている方もいらっしゃると思いますが、やはりこれも、付箋紙と同様の問題があるため、自分の本以外に使用すべきではありません。また年配の方などで、細く切った新聞紙をしおりとして使用されることがあると思いますが、長期間本に挟んだままにすると、酸性紙の新聞紙が本を傷めて、茶色く変色することがしばしばあります。さらに、本が破れた際の補修にセロハンテープを使うことがありますが、後々茶色く変色したり、紙を傷めたりしてかえって問題が大きくなるので、図書館の本などに使うべきではありません」

Q.SNS上では「手袋はダメ」などの意見も見られます。

宮本さん「古文書をはじめ、文化財を扱う際には白手袋を着用するイメージが一般的には強いと思います。白手袋は、手の脂が文化財に付かないようにするために着用するものでしたが、文化財の素材によっては着用することの問題の方が大きく、場合によりますが、近年では世界的に使用しないことが多いです。古文書の場合も、白手袋を着用すると破れかけている部分に引っ掛けて損傷を招きやすくなることなどから、古文書に触れる直前に石けんで手を洗って、素手で扱っています。そのほか、古文書や貴重な本を読む時には、近くで飲食をしないことも大切です。コーヒーなどが跳ねてシミになったり、食べ物カスなどが本に挟まって虫やカビなどを招いたりするからです」

(オトナンサー編集部)

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