ジョーク大好きフランス人との会話で困ること、日本のジョークを聞かれた私の行動
知り合いのフランス人との会話で困ることを描いた漫画が話題に。フランス人パートナーやその友人との会話で「日本のジョークを教えて」と言われた女性は…。

知り合いのフランス人との会話で困ることを描いた漫画「フランス人とお茶する時に毎回困ること」がSNS上で話題となっています。フランス人パートナーやその友人との会話で「日本のジョークを教えて」と言われた女性。「うわあ、何言おう」と困っていると、パートナーが「あれ言ってよ」と促され…という内容です。作者の女性に聞きました。
海外ではジョークの話題が多い?
この漫画を描いたのは、イラストレーター、コミックアーティストのアルカ(ペンネーム)さん(23)です。フランス人パートナーとの国際恋愛や環境に優しい暮らしについての発信をインスタグラムやnoteで行っています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
アルカさん「家族の影響で、小さい頃から、絵や物語を描くことが好きでした。大学生のときにまた描きたいと思ったこと、また、周りにすすめられたこともあり、再び描き始めるようになりました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
アルカさん「フランスの方とジョークの話になったことをきっかけに『私だけではなく、海外生活をしているとジョークの話題に触れる方も少なくないのでは?』と思い、漫画にしました。また、日常を漫画にすることは私のコミュニケーション手段の一つなので、家族や友人、パートナーに見せて、一緒に楽しむためでもあります」
Q.フランス人のジョークは、どのようなものが多いのですか。
アルカさん「私の周りの人はウイットの効いた言葉遊び(ダジャレみたいなもの)、なぞなぞ系、そして、下ネタが好きです。下ネタなら、みんな基本的に笑っている気がします(笑)」
Q.フランス人のジョークは、アルカさん自身も笑うことも多いのでしょうか。
アルカさん「私もよく笑います。でも、意味の分からないジョークもたまにあるため、そういうときは『(ジョークの内容は)悪くないよ』と言い、反応しています。イントネーションとともに、もったいぶりながら言えば完璧です!」
Q.アルカさんのジョークに対する、フランス人のリアクションはどのようなものですか。
アルカさん「日本の習慣が背景にある話をすると、漫画で描いたように目を丸くしながら、ジョークの本質というよりは日本文化を理解しようと、細かいところをいろいろ突っ込んで私に質問します」
Q.その後、「フランス人に通用するネタ」はできたのでしょうか。
アルカさん「今度は、自分の身に起こったドッキリな話をリアクションいっぱいに話してみようかなと、何となく思っています」
Q.ジョークに限らず、日本人がフランス人に話すとウケる話題は。
アルカさん「日本の伝統文化の中で、皆が聞いたことのある日本の話題は楽しんでくれます。また、日本ではどんなフランス料理が提供されているか、どんなフランス映画が人気かなどにも興味があるようです」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
アルカさん「コメントやDMで『日本のギャグとジョークの笑いのツボが少し違うので、自分も苦戦している』という感想を頂きました。海外で笑いの文化の微妙な違いを感じる方が多いようでした」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
アルカさん「これからも日本と他国の習慣や文化の違いについての話や、フランス人パートナーとの国際恋愛の面白いエピソード、エコでサステナブルな暮らしについての話題を定期的に描いていくつもりです。現在、コミックエッセーや創作ストーリーの漫画制作に挑戦しています。各国での経験を交えながら、そして、これからもっと、表現力や感覚を磨き、面白い話を描いていきたいです」
(オトナンサー編集部)
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