広瀬アリス、ドラマにMCに引っ張りだこの理由 妹すずとの関係は?
フジテレビ系連続ドラマ「知ってるワイフ」出演中で、バラエティー番組など多方面での活躍も目立つ広瀬アリスさん。その魅力を聞きました。

現在放送中のフジテレビ系連続ドラマ「知ってるワイフ」(毎週木曜 後10:00)でヒロインを務める女優の広瀬アリスさん。主演の関ジャニ∞・大倉忠義さん演じる主人公の妻・剣崎澪役を演じています。
大倉さん扮(ふん)する主人公・剣崎元春がある日突然、過去にタイムスリップをして、妻を入れ替えてしまうところから物語が始まる同ドラマ。広瀬さんは家事や育児のストレスを元春にぶつける恐妻の澪と、元春の勤務先の後輩で明るい性格の澪の2パターンを演じ、その“正反対の”演技が話題を集めています。
女優業の一方で、近年、バラエティー番組での活躍も目立つ広瀬さんの魅力について、テレビドラマに詳しいライターの田幸和歌子さんに聞きました。
サービス精神旺盛でぶっちゃけ話
静岡県出身の広瀬さんは小学6年生のとき、地元のお祭りでスカウトされたのをきっかけに芸能界入り。2009年、ファッション誌「Seventeen」の専属モデルオーディションに参加しグランプリを獲得、2010年に放送されたドラマ「明日の光をつかめ」(東海テレビ・フジテレビ系)では、フジテレビの昼ドラ史上最年少ヒロイン(当時15歳)に抜てきされました。
以降、NHK連続テレビ小説「わろてんか」(2017年度後期)に出演、映画「氷菓」(2017年)、「巫女っちゃけん。」(2018年)では主演を務めるなど女優としてのキャリアを着実に重ねていきました。昨年は「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」(日本テレビ系)、「七人の秘書」(テレビ朝日系)と2本の連続ドラマに出演し、「AI崩壊」「サイレント・トーキョー」の2本の映画が公開されています。
また、2019年からレギュラー出演している「アナザースカイII」(日本テレビ系)では今田耕司さんとMCを務め、女優業以外でも活躍。田幸さんは「歴代の女性MCの中でも力が抜きんでている」と評します。
「ゲストの話を引き出したり、場を盛り上げたりすることが非常にうまいと感じるのです。この力は歴代の女性MCの中でも群を抜いており、持ち前の明るさも加わって番組内でも存在感を示しています」(田幸さん)
そんな広瀬さんの魅力やキャラクターについて、田幸さんはこう話します。
「バラエティー番組への出演も多い広瀬さんですが、ゲストの立場で出演しても話を盛り上げて、気取らず飾らず、ぶっちゃけた話もしてくれるサービス精神旺盛で明るいキャラクターがとても印象的です。どの番組でも爪痕を残す一方で、スタイルもよく、華がある存在なのに謙虚で、時折見せるネガティブさなどもむしろ、視聴者の好感度につながっている理由の一つでしょう」
「女優としては、これまで脇役を演じることが多く、中でもコミカルな役どころが非常に似合っている印象です。脇役ができるのは強みですが、とはいえ、主人公タイプの王道な役どころが似合わないわけではなく、どんなポジションの役であっても輝ける広瀬さんの演技の幅広さやキャラクターが、他の女優との違いを示すことにもつながっています」
広瀬さんといえば、妹すずさんの存在も忘れることはできませんが、田幸さんによると、すずさんはアリスさんにプラスの意味をもたらしているといいます。
「姉妹という関係上、比較対象になってしまうことはどうしてもあるのですが、アリスさんにとって、すずさんの存在はプラスになっているように思います。すずさんとの決定的な違いは、できる仕事の幅広さ。連ドラにしても映画にしても、主演級が多いすずさんに対し、脇役からバラエティー、MCと何でもこなせるのがアリスさんです」
「王道な役どころが多いすずさんの存在がアリスさんの魅力をより際立たせ、それは現在、さまざまな番組で起用されている仕事の幅広さを物語っているのではないでしょうか。このことからも近年、アリスさんの露出が多く、起用される機会が増えているのは必然のように感じます」
アリスさんは今後も幅広いジャンルでの活躍が期待できると、田幸さんは太鼓判を押しています。
「バラエティー番組の司会やアシスタント、特番のMCの隣なども期待しています。隣にいるだけでも番組が華やかになりますし、しゃべりもできて、リアクションも取れるアリスさんにはうってつけで、これは女優でありながらオールマイティーな活躍が光る松岡茉優さんにも似たようなものを感じます」
「女優業では、ゴールデン・プライム帯の主演ドラマもそろそろ見てみたいなと。深夜枠のドラマで主演を務めることはありましたが、これまでさまざまな役を演じてきた経験を生かし、人気脚本家が手掛けるようなコメディー作品での主演抜てきも面白いかもしれません」
(オトナンサー編集部)
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