【漫画】孫娘の夫婦仲が心配で毎日電話してくる祖母、腹が立ったときの対処法が「アグレッシブ」
祖母との電話の内容を描いた漫画が話題に。心配性で、家族や知り合いのいない土地に嫁いだ孫に毎日電話をしてくる祖母ですが…。
祖母との電話の内容を描いた漫画がSNS上で話題となっています。心配性で、家族や知り合いのいない土地に嫁いだ孫に毎日電話をしてくる祖母。特に「夫婦仲」について心配しており、助け合うことの大切さを説きますが、一方で…という内容で「すてきなおばあちゃん」「アグレッシブですね」「参考になります(笑)」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
地元に帰ってホッとする気分に…
この漫画を描いたのは、主婦のすの子さん(24)です。インスタグラムでは、子育てや日常の記録をエッセー漫画にして発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
すの子さん「絵が上手な母の影響で、小さい頃から絵を描くことが大好きでした。漫画は小学校の頃から描き始めました。漫画家になるのが夢で、結婚後も絵を描く仕事への憧れがありました。インスタグラムに漫画を上げるようになったのは、夫からの後押しがあり、また、家事育児の気分転換と自分のスキルアップになればいいなという思いからです」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
すの子さん「かなり個性が強めな祖母のユニークさを皆さんにも知ってもらい、楽しんでもらえたらと思い、最近笑ったエピソードを漫画にしてみました」
Q.おばあさまのご年齢は。
すの子さん「78歳です」
Q.おばあさまとの電話は、すの子さんにとってどのようなものですか。
すの子さん「地元に帰っているような気分になり、ホッとする時間です。1年前に祖父が亡くなったので、1人暮らしになった祖母の安否確認のためでもあります」
Q.夫婦仲について話すことが多いのですね。
すの子さん「私が新婚ということもあり、祖母の方から、『しんどくなってないか?』とよく気にかけてくれます。祖母も故郷を離れての結婚・子育てを経験してきたので、苦労した自分と私を重ねて、心配してくれているようです」
Q.旦那さまの愚痴を話すこともあるのでしょうか。
すの子さん「祖父母は私の理想の夫婦像なので、『こんなとき、どうしてた?』とアドバイスを求めることはよくあります。祖母の言葉で印象的なのは『夫婦やなあって思ったのは老後になってから』です。
子育て時代の苦労や夫婦げんかのエピソードはよく聞かされていましたが、老後を迎え、2人ゆっくり過ごす時間ができ、気持ちにゆとりができたからこそ、苦労もひっくるめて『夫婦やなあ』と思えるようになったんじゃないかなと思います。祖母のこの言葉で夫婦というものにとても深みを感じました」
Q.おじいさまの生前はすの子さんから見て、どのようなご夫婦だったのですか。
すの子さん「祖父は口には出しませんが、とても祖母思いで、どこへ行くにも2人一緒に並んで歩く、地元でもちょっと有名な仲良し夫婦でした。ただ、祖父は朝早くから夜遅くまで働いて、仕事の付き合いも多かったようです。祖母は家族や友達のいない土地での、今で言うワンオペ育児をしていたので、ストレスがかなりあったんじゃないかなと思います」
Q.今回のおばあさまのアドバイスは実践できそうでしょうか。
すの子さん「生卵はさすがに…(笑)ですが、靴下は頭に入れておきます!」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
すの子さん「『笑わずにはいられないアグレッシブな蹴りでした』『参考になる』『頑張れって言うんじゃなくて、大変な気持ちに寄り添ってくれる、すてきなおばあちゃんですね』といったコメントを頂きました。自分の家族をそんなふうに褒めていただけたのは、とてもうれしかったです」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
すの子さん「これからも、子育てや日常の出来事を楽しく漫画にしていけたらと思います。似顔絵を描くのも好きなので、いつか挑戦したいです」
(オトナンサー編集部)
キレイごとよりリアル。
いつか実践しよう、一人の時に。