加藤小夏、初映画も岡山天音とで感慨「ちょうどいい緊張感と安心感」
映画「踊ってミタ」主演の岡山天音さん、ヒロインを務める加藤小夏さんに、台本の感想や印象深い撮影シーンなどについて聞きました。

映画「踊ってミタ」主演の俳優・岡山天音さん、ヒロインを務める女優・加藤小夏さん。同作は、東京で映像作家になる夢を諦めた三田(岡山さん)は、町役場の観光課の職員として働いています。町の観光PR動画で「踊ってみた」を制作することになり、踊り手を探していたところ、ご当地アイドル“星いもco.”の元メンバー・古泉ニナ(加藤さん)がいることを知り…地方と人々の再生を描いた「ヒューマン・ダンスムービー」です。
オトナンサー編集部では、岡山さんと加藤さんにインタビューを実施。台本の感想や、印象深い撮影シーンなどについて聞きました。
加藤「胸を張ってお届けしたい」
Q.岡山さんは3度目の飯塚組ですが、どんな気持ちで撮影に入られましたか。
岡山さん(以下敬称略)「3回も呼んでもらえることはなかなかないですし、それだけ信頼してもらっているということだと思ったので、期待に応えたいと思いました。たくさんの方と絡ませていただき、レアな体験ができた現場でした」
Q.加藤さんは映画初出演ですが、今の気持ちを教えてください。
加藤さん(同)「天音さんとは初めてのドラマでご一緒させていただいて、今回初めての映画で天音さんがいらっしゃるのは感慨深いです。ちょうどいい緊張感と安心感でお芝居をしました。正直、磨かなければいけない部分がありますし、粗削りですが、胸を張ってお届けしたいと思っています」
Q.台本を読まれていかがでしたか。
加藤「オーディションで読んだのが最初です。そのときは、ニナは全然違う弱い子でした。でも私を見て、強い子を弱く見せるというように変化したんです。新しくなった台本は昔の自分を見ているみたいで、かわいがってあげたいと思いました」
岡山「普段は演じると分かってから台本を読むので、ちょっと違う感覚で読んでいます。個人的な感情が動くのはレアで、読みながら声を出して笑ったし、珍しい感覚でした」
Q.動画で「踊ってみた」をご覧になられたことはありますか。
加藤「踊り手のりりりちゃんは、共演すると聞いてから見ました。自分から発信して皆さんに届けようという思いがすごかったです。踊りは見ていると元気が出ます」
岡山「『踊ってみた』より『ボーカロイド』が多かったです。自発的に音楽を聴くようになって、ニコニコ動画などで探して聴いていました。同じ曲を繰り返し聴くより、いろいろな曲を聴いていましたね。米津玄師さんも聴いていました」
Q.難しいシーンはありましたか。
岡山「笑いをこらえるシーンがたくさんあり、大変でした。自分で演じていて何しているんだろうというシーンがたくさんあります(笑)絶妙な演出が多く、笑いをこらえていました」
加藤「弱さを抑える感覚だったので、昔の私に似ているんですね。難しいという感覚はなく、当時の私に寄せていく感覚だったのですぐに入れました」
Q.ダンスの振り付けはすぐに覚えられましたか。
岡山「僕はめちゃくちゃ時間がかかりました。学校でのシーンはまとめて撮影したので、出演しないシーンを撮影しているときに、空いている教室を探して、練習していました。しばらくいなくなったと思ったら汗だくで帰ってくるので、『あの人何してるんだろう』と気持ち悪がられていたと思います(笑)」
加藤「ダンスをやめて3~4年たっていたので、覚えるのは時間がかかりました。頭の中でこう踊りたいというイメージがあるのに、体はイメージ通りに動かず、実際に踊ると、『なんでこうダサくなるのかな』と感じていました(笑)」
Q.普段、気分転換にはどんなことをされていますか。
岡山「読書です。いろいろ読むんですが、面白い人は本を読んでいることが多いので、そういう人からおすすめされた本を読むことが多いです」
加藤「音楽を聴きながら散歩するのが気分転換になっています。音楽マニアでどんどん吸収していきたいタイプなので、最近のものだけでなく古い曲も聴きます。一番好きなのは切ない曲です。失恋したら、私におすすめを聞いてくださいと思っています(笑)」
映画「踊ってミタ」は3月7日から全国順次公開。
(オトナンサー編集部)
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