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派手さと渋さ シロでもクロでもある魅力で、パンダ女優・清野菜名は笑う

ポスト綾瀬はるか? 老若男女の支持

 そういえば、彼女はパンダ好きで知られる黒柳徹子さんの若い頃も演じています。「やすらぎの郷」の後番組として放送された「トットちゃん!」です。「徹子の部屋」にも2度出演。昨年4月の回では、倉本さんから贈られたというこんな言葉を紹介していました。

「売れているときに勉強すること、これが全てです」

 彼女はこれを、倉本さんと出会う前から実践してきました。2014年の映画「TOKYO TRIBE」などでアクション女優として高く評価されてからの気持ちやスタンスについて、こう語っています。

「でも以前は、そこに頼っていた自分がいました。演技だけでは勝負できなくて、アクションがないと不安だったり…それを克服したくて、あえてアクションがない作品をやったりという感じで、いろいろな役柄や作品に出演させていただくようにしています」(「ORICON NEWS」2016年6月4日掲載)

 まさに「売れているときに勉強すること」によって、アクションだけではない二面性を身に付けていったわけです。

 そういった、若者向けもこなせれば、中高年にもかわいがられるところは、ある先輩女優を思い出させます。綾瀬はるかさんです。こちらも、アクションができるかっこよさと、お年寄りにも人気という安らぎの両要素を併せ持ち、老若男女に支持される存在です。

 さて、現在は連ドラ2本に出演中の清野さんですが、2月中旬には新作映画がクランクインする予定。今年9月公開の「耳をすませば」です。1995年にスタジオジブリが大ヒットさせた名作の実写版で、松坂桃李さんとのダブル主演になります。

 ジブリ映画も老若男女に支持される存在。そして、パンダという動物もまたしかりでしょう。この先、彼女がどこまで伸びていくのか、それこそ「紅白」司会を任されるところまでいったりするのか。パンダ女優・清野菜名さんのさらなるブレークに注目です。

(作家・芸能評論家 宝泉薫)

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宝泉薫(ほうせん・かおる)

作家、芸能評論家

1964年岐阜県生まれ。岩手県在住。早大除籍後「よい子の歌謡曲」「週刊明星」「宝島30」「噂の真相」「サイゾー」などに執筆する。近著に「平成の死 追悼は生きる糧」(KKベストセラーズ)、「平成『一発屋』見聞録」(言視舎)、「あのアイドルがなぜヌードに」(文春ムック)など。

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