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ペットも疲れている! 犬や猫を元気にする「リンパマッサージ」とは

人間と共に生きる動物の代表格である犬と猫。最近では、コンパニオンアニマルとしての価値も再認識されていますが、人間と同様に“疲れている”彼らを元気にする方法はないのでしょうか。今回はとっておきの「マッサージ」を紹介します。

ペットも現代社会に疲れている

 私たち人間は、犬猫と長らく生活を共にしてきました。一説によると、犬は約1万2000年前、猫は約4000年前からの付き合いと言われています。

 昨今、犬と猫は人間に「生きる張り合い」や「生活の楽しさ」をもたらすコンパニオンアニマル(伴侶動物)として、再認識されつつあるそうです。そうであればこそ、犬や猫をペットにしている飼い主は、彼らの元気を願わずにはいられません。

 オトナンサー編集部では今回、犬や猫を簡単に元気にできる「リンパマッサージ」について、日本ペットマッサージ協会の齋藤まゆみさんに聞きました。

トントンたたいてリンパ液の流れを改善

 齋藤さんによると、現代のペットは人間に合わせた暮らし方を強いられているため、ストレスがとても多いそう。特に、家での留守番の時間が長いほど、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなります。「犬猫は留守番の大半を寝て過ごしているため、寝たままの姿勢を長時間保っており、リンパ液の流れが滞りがちになります」。

 リンパ液とは、体中に張り巡らされているリンパ管を流れる液体で、栄養分や酸素を体の細部まで運ぶかたわら、老廃物を回収するなど、人間を含めた動物にとって重要な役割を果たしています。このリンパ液の流れが滞ると、体の中に老廃物が蓄積され、体がむくんだり、免疫力低下につながったりするそうです。

 そうしたことを防ぐためにも、リンパマッサージによって、リンパ液の流れを改善する必要があります。名前こそ「マッサージ」ですが、イメージとしては、「全身をさすったり、軽くトントンたたいたりして振動を与える感じです」。

 体内を巡ったリンパ液が静脈に戻る出口は「左肩甲骨前縁」と呼ばれます。ペットの後ろから両サイドの肩甲骨に手のひらを当て、手の四本指が当たる辺りにあります。

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