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入りたくない! 「LINEグループ」への招待を断るマナー

グループ全員が一斉にやり取りできることから、とても便利な「LINE」のグループトーク機能。しかし、内心は入りたくないグループから招待されることもあります。こうした場合は、どのように断るのがよいのでしょうか。

便利なLINEのグループトーク機能だが…

 仲良しグループで連絡を取り合うときに重宝する、無料通話アプリ「LINE」のグループトーク機能。しかし、たまたま行った飲み会の参加者グループや、内心あまり印象の良くない人のグループから招待を受けることもあります。

 このような場合、どのように行動するのがよいのでしょうか。オトナンサー編集部では、IT・SNSマナーコンサルタントとして活躍する石川礼子さんに聞きました。

相手を嫌な気持ちにさせない配慮

 石川さんによると、よくあるのは、幼稚園のママ友から「連絡するときに便利だから」と誘われてグループに入ったものの、あまりに頻繁にメッセージが飛び交いすぎて「もうついて行けない」と感じてしまうケースです。

 しかし、LINEには「既読」を表示する機能があるため、「読んでいるのに返事をくれない」と相手にモヤモヤされたり、「早く返事しなくちゃ」とプレッシャーに感じてしまったりすることがあります。「そうなることが予想されて、あまり深入りしたくない場合は、誘いを断っても問題ありません」(石川さん)。

 ただし、断る時には相手を嫌な気持ちにさせない配慮が重要です。まずは「誘ってくれてありがとう」と感謝を伝えた上で、「夫が家族以外とのLINEにあまりいい顔をしないの」などと、参加できない理由が自分の意思とは別にあることを示しましょう。どうしても断れそうにない場合は「ITが苦手で読むのに精いっぱい。申し訳ないけれど、返事はあまり返せないかも」などと、あらかじめ断っておくのもよいそうです。

 逆に自分が誘う側の場合は、嫌がる人を無理やり誘わないようにすることが大切です。またグループから、自分が誘った人が抜けてもあまり気にしないようにしましょう。

「コミュニケーションツールに対する考え方は人それぞれです。すでに良い関係が築けているのに、ネット上のトラブルがきっかけで仲が悪くなってしまう、といった悲しいことにならないように注意しましょう」(石川さん)

※参考文献:「マナーコンサルタントがこっそり教える実は恥ずかしい思い込みマナー」(西出ひろ子著)

(オトナンサー編集部)

石川礼子(いしかわ・れいこ)

マナー講師、IT・SNSマナーコンサルタント

一般社団法人マナー教育推進協会理事、ファストマナースクール講師代表。ITインストラクターとして20年以上の指導キャリアを持ち、全国で活躍する。IT・SNS活用のなかに、人と人とのつながりを意識した真心マナーの必要性を感じ、マナーコンサルタントの西出ひろ子氏に師事。真心マナーのあるIT・SNS活用研修を企業や官公庁などで行う。IT・SNSに精通したマナーコンサルタントとして注目を浴び、わかりやすい講義にも定評がある。また、キャリアコンサルタントとして就職支援指導や在職者の相談業務などでも活躍中。気楽だけど上質なマナースクール(http://www.fastmanner.com)、企業研修(http://www.withltd.com)。

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