板垣瑞生、映画初主演「勉強したことを出す」 デビューの吉柳咲良「演じ切ろうと決意」
「初恋ロスタイム」で映画初主演を務める板垣瑞生さん、映画デビューを果たす吉柳咲良さんに、出演が決まった時の感想やお互いの印象などを聞きました。
「初恋ロスタイム」で映画初主演を務める俳優の板垣瑞生さんと、映画デビューを果たす女優の吉柳咲良さん。
同作は、母を亡くして以来、諦め癖がついた相葉孝司(板垣さん)がある日の午後12時15分、自分以外のものが全て止まる不思議な現象に遭遇、周りが静止する中、自分と同じく動くことができる篠宮時音(吉柳さん)と出会います。2人はこの現象を「ロスタイム」と名付けますが、そこにはある秘密が隠されていて…仁科裕貴さんの同名小説の映画化です。
オトナンサー編集部では、板垣さんと吉柳さんにインタビューを実施。出演が決まった時の感想やお互いの印象、実際にロスタイムが起きたらしたいことなどを聞きました。
実際に「ロスタイム」が起こったら?
Q.出演が決まった時の感想をお願いします。
板垣さん(以下敬称略)「主演をさせていただく機会を頂けて本当にうれしかったです。今まで、ドラマや映画で共演させてもらった先輩の背中を見て勉強してきたことが出せる場を、ついに頂けたと思いました。先輩たちのようにはできないかもしれませんが、一生懸命主演をやろうと思いました」
吉柳さん(同)「初映像作品で初めてづくしで、舞台とは全然違う世界だったので不安が大きかったです。現場に入った日は、緊張して壁を作ってしまっていたと思います。板垣さんや周りの方が気さくに話しかけてくださったので、自信を持って時音としてその場にいられ、演じ切ろうと決意しました。すてきな現場で時音を演じられてうれしいです」
Q.完成した映画はいかがでしたか。
板垣「感動もしましたし、終わり方もすてきなシーンになったと思います。最後のシーンを見るためだけでも、映画館に行く価値があると思います。緑黄色社会さんの主題歌は、僕たちのために書き下ろしてくださったと聞きましたし、あの曲に救われるものがあると感じました」
吉柳「画面越しに自分を見ることに慣れていなかったので、客観的に見られなかった部分もあるし、少し恥ずかしさもありました。時音が別の場所にいる間、孝司はこんなことをしていたんだと場面と場面のつながりが分かった時は素直にうれしく、感動しました」
Q.お互いの第一印象と今の印象は変わりましたか。
板垣「最初はしゃべらない方なのかなと思いました。でも現場に入ってだんだん明るくなっていったし、物事をはっきり言うところは時音と似ているし、素なんだなと思いました(笑)」
吉柳「印象はそこまで変わっていません。気さくな方です。板垣さんの方が年上なので、先輩として見ていました。最初は話しかけていただいても、どう反応したらいいか分からず、ずっと下を向いていたと思います」
Q.実際に「ロスタイム」が起こったら何をしたいですか。
板垣「最近、銭湯にハマっているので銭湯で泳ぎたいですね。銭湯はだいたい人がいて、1人だけの状況はあまりないので、泳ぐのが夢だと思っています」
吉柳「止まっている人が気になります。何かしたいというより、止まっている人をじっくり人間観察したいです」
Q.挑戦してみたい役、仕事を教えてください。
板垣「お芝居から芸能のお仕事を始めたので、いつかもっと本格的にお芝居をやっていくんだろうなと思います。音楽でもお芝居でも、お世話になっている方はたくさんいるので、今までの恩返しをしていきたいなと思っています。演じたい役柄は、コミカルな役と、すごく重いシリアスな役をやってみたいです」
吉柳「嫌われる役もやってみたいです。幅広い役に挑戦してみたいですし、『この人がこの役をやっていたのか』と思われるような役者になりたいです」
映画「初恋ロスタイム」は9月20日から全国公開。
(オトナンサー編集部)
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