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ラーメン屋にはなぜ「自動券売機」が普及したのか

新品購入が「隠れたトレンド」

 券売機は新品での販売や中古販売のほか、リースも強いジャンルです。しかし新規の単店舗の場合、生き残りが激しい業界ということもあり「リース審査が通りにくいのが現状です」。店主の修行先が有名かどうかは関係ないそう。そのため、「新品や中古を分割で購入するケースがほとんどです」。

 テンポスドットコムにおける、新品と中古の割合は五分五分。「しかし、中古は年数が経過するとメーカーのメンテナンス期間が切れるため、結局高くつくことになります。本気でラーメンで成功したいと考えている店主ほど、新品を購入するのは隠れたトレンドですね」と石原さん。

 また、ラーメン店は居抜き店舗の割合も多いため、券売機がそのまま残っている場合は「リース会社が現物を回収して、中古として私たちのような業者に売るケースもあります」。訪日外国人(インバウンド)市場の拡大については、「券売機メーカーにはさらなる多言語対応の製品と、軽量化を進めてほしい」とも。

 石原さんは最後に、券売機業界のトリビアを教えてくれました。

「『ラーメン二郎』などで見られるような、レトロタイプのプラスチック券売機はニーズがとても多い。しかし、すでに機械の生産もメンテナス期間も終わっているため、壊れたら最後。メニューも19種類しか載せられないため、決して便利とは言えませんが、いかんせん希少なので『取りあい状態』になっています。プラスチック券を製造する工場も年々減っているんですよ」

(オトナンサー編集部)

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