ケーキにカレー、ご飯まで…各社が「飲む○○」缶飲料を発売、背景にストレスや多忙も
レトルトカレー飲むデザイナーがきっかけ

通販会社のフェリシモ(神戸市中央区)は昨年10月、「フェリシモ 神戸発 飲むカレーCARRY CURRY(キャリーカレー)」を自社ECサイトなどで発売しました。国産トマトを原料にしたトマトピューレを使用し、価格は3缶セットで1140円(税抜き)。発売2週間で完売するヒット商品となりました。昨年12月に約1000セット(3本1セット)限定で再販しましたが完売しています(今後は未定)。
フェリシモの広報担当者に聞きました。
Q.商品名の「CARRY CURRY」とは。
担当者「『持ち運べるカレー』という意味で名付けました」
Q.なぜ、開発したのですか。
担当者「多忙な人でも短時間で食事ができ、なおかつ手軽に栄養を取れる商品を開発したいと考えたからです。
元々は、当社の会議に出席していたデザイナーの太刀川英輔さんのお話がきっかけでした。多忙で食事をする暇がなかったとき、太刀川さんはレトルトカレーを飲んでみたそうです。すると、『意外においしかった』ため、レトルトカレーを持ち歩くようになったそうですが、当社の社員の中にも同じようなことをしている人がいることが分かり、『面白そうなので一度やってみよう』となりました」
Q.開発時に工夫したことや苦労したことは。
担当者「手軽に、かっこよく『飲む』スタイルを実現するため、どのような形状の容器でカレーを提供するかという点に悩みました。太刀川さんはレトルトカレーを飲む際、こっそり隠れて飲んでいたそうで、『人前で飲んでも恥ずかしくない容器』が求められました。
その後、持ち運びの利便性を考え缶飲料として開発することが決まりましたが、カレーのような色や匂いの強いものは充填(じゅうてん)が難しく、メーカーさまや工場を探すことにとても苦労しました。商品開発に1年以上かかりました」
Q.固形の具を入れなかった理由は。
担当者「品質管理のため、エキス状のものなどを細かいメッシュを通して製造する必要があったからです」
Q.数量限定で販売している理由は。
担当者「飲料用の大規模設備で製造できないためです。そうした設備では、他の飲料も扱っており、カレーのような匂いや色がきついものを一緒に製造するのは困難でした」
Q.ご飯やパンと一緒に飲んでもよいのでしょうか。
担当者「はい。例えば、外出先などで、おにぎりやサンドイッチと一緒に召し上がっていただくとさらにおいしくいただけると思います」
Q.今後、変わった飲み物を発売する予定は。
担当者「今のところ特に予定はありませんが、カレーにとても大きな反響を頂けたこともあり、当社としてはいつでも面白いことにチャレンジしていきたいと考えています」
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