娘に卵入り菓子を食べさせたら口周りが赤くなった漫画 実はワセリンが…「知らなかった」の声
子どもにとってのワセリンの重要性を描いた漫画が話題に。娘に固ゆで卵黄や卵白を食べさせても問題なかったため、卵入りのお菓子を食べさせた女性でしたが…。

子どもにとってのワセリンの重要性を描いた漫画がSNS上で話題となっています。娘に固ゆで卵黄や卵白を食べさせても問題なかったため、卵入りのお菓子を食べさせた女性。すると、なぜか娘の口の周りが赤くなり…という内容で「知らなかった」「すごい効果」「10年前に知りたかった」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
ワセリンを塗る理由を共有したかった
この漫画を描いたのは、漫画家の青鹿ユウ(ペンネーム)さんです。「今日から第二の患者さん」などの作品を手がけています。現在、1歳の娘がいます。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
青鹿さん「小学生の頃だと思います。ノートに描いた漫画を楽しみに読んでくれる友達がいたからです。その後、19歳で読み切り漫画が雑誌に掲載されました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
青鹿さん「私と同じように、子どもの口元の変化に困っていたり、ワセリンを塗る理由を知らなかったりする親御さんがいるのでは、と思ったためです。小児アレルギー専門医のほむほむ先生から聞いた情報を共有したくなり、先生に監修をお願いして描きました」
Q.おやつを食べるときもワセリンを塗るのがよいと聞いてどう思いましたか。
青鹿さん「最初は『ワセリン? ありふれたものじゃないか』と思いましたが、きちんと理由を教えていただいたので納得しました」
Q.ワセリンを塗ってから、お子さんの様子はいかがですか。
青鹿さん「問題のボーロは、ワセリンをしっかり塗った後に食べることで赤みはなくなりました。(1)ワセリンは必ず塗ること(2)肌を清潔に保つこと(3)保湿を行い、肌の荒れはなるべく早めに治すことの3点を徹底した上で、卵の量も医師の指示の下、慎重に増やしていったのがよかったと思います」
Q.この出来事を通じて学んだことはありますか。
青鹿さん「育児では『何となくそうした方がよいと聞いた』『みんな言ってるから』など、曖昧な情報がたくさん入ります。しかし、理由も知らずに情報をうのみにしていると、育児が意味の分からない面倒で膨大な作業になりがちです。意味を知り、納得して行動に移せたら、育児がより楽になるのではないかと思いました」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
青鹿さん「『知らなかった』というご意見が多かったです。また『ワセリンを塗る理由を知るまでは適当に塗っていた』などの声も多く頂きました。皆さん、理由を知ってから、『しっかり塗っていきたい』とおっしゃっていました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
青鹿さん「医療との懸け橋になるようなエッセイ漫画を描いていけたらいいな、と考えています。また、出産を機に『親になるとは』といったことを考える毎日なので、そうしたテーマの漫画を積極的に出版社に持ち込みたいと思います」
※青鹿さんによると、ワセリンの使用上の注意は以下の通りです。
(1)アレルギーの不安がある子どもに対しては、必ずかかりつけの小児科に相談してから試してください。
(2)ワセリンは保湿剤の一つで、アレルギーの特効薬ではありません。
(3)卵は推奨月齢から始めてください。固ゆで卵から始め、徐々に卵つなぎに進めてください。
(オトナンサー編集部)
何の宣伝?
口の周り真っ赤になるのは大人になれば自然と消失する反応でしょう
そもそもそのおやつ、絶対今食べさせなきゃいけないのか?
おやつっておにぎりとかでいいんじゃないのか
発展途上の子どもの皮膚に、病気でも無いのに何か塗りたくるってことに気持ち悪さを感じない母親っておおいね