小澤廉、パンチパーマ断念しカツラに「仕事に迷惑がかかるので」 「新宿パンチ」主演
「新宿パンチ」で映画単独初主演を果たす小澤廉さんに単独インタビュー。歌舞伎町のイメージや、舞台と映像作品の面白さ、夢などについて聞きました。
「新宿パンチ」で映画単独初主演を果たす小澤廉さん。同作は、100人にフラれ続けた22歳の方正(小澤さん)が、逆転を狙って新宿・歌舞伎町にやって来ます。ガールズバーで働くルミ(吉倉あおいさん)に一目ぼれした方正は、店の男に暴力を振るわれていたルミを助けるために奔走。スカウトマン玄(宮崎秋人さん)と知り合い、スカウト会社で成功していく…成り上がりエンターテインメント作品です。
オトナンサー編集部では、小澤さんに単独インタビューを実施。歌舞伎町のイメージや、舞台と映像作品の面白さ、夢などについて聞きました。
胸を張って「主演やったぞ」
Q.単独初主演の感想をお願いします。
小澤さん(以下敬称略)「1つ前の作品も主演でしたが、単独初主演で胸を張って『主演やったぞ』と言えるのがこの作品です。話を頂いた時は、うれしくてうれしくて、台本を読んでとても面白い話だったので、いい作品に出会えたなというのがあります」
Q.台本の感想はいかがでしたか。
小澤「撮影が始まる前に読み、ここが見どころだと思いながら、ワクワクして読んでいました。そういう脚本に出会えるのは運がいいと思いました。書いてくださった脚本家さんに感謝しなければいけないなと思いながら読みました」
Q.あの髪はカツラだったのでしょうか。
小澤「地毛でやってみたいと思っていましたが、後々の仕事も決まっていて、パンチパーマにすると、ストレートパーマでも直せません。直すには髪の毛を全部そって根っこから直す必要があるそうです。そうすると、半年間くらい坊主頭に近い髪型になり、決まっている仕事に迷惑がかかるのでカツラになりました。
最初のカツラは似合いすぎてオシャレパーマみたいになっていたので、田舎から出てきた方正から遠いかなと感じ、もう少しダサく作り直してもらいました。愛がこもっているカツラでした。共演者も最初はびっくりしていましたが、見慣れて普通になっていました。何よりパンチがあるのが僕的においしいかなと思いました」
Q.機会があればこの髪型にしようと思いますか。
小澤「それは思いません(笑)」
Q.方正と似ているところはありますか。
小澤「ルミさんに対して一途な恋愛感情を持つというのが似ています。僕も中学校の頃、4回告白してOKをもらったことがありました。人生で6回その女性に振られているんです。その恋愛を思い返すと一途だったなと思うので、方正くんのその気持ちは一緒ですね。
方正くんは根っからのピュアです。僕も汚れないようにというか初心を忘れないように、純真さを失わないように気をつけています」
Q.現在2.5次元の舞台を中心に活躍されていますが、今後の仕事も舞台が中心でしょうか。
小澤「2.5次元の素晴らしい世界に居続けられるのであれば、居続けたいですが、映像の世界にも出演して夢に近づきたいなとも思っています。一歩ずつ映像の世界に近づいて、『小澤廉』という名前を映像の世界でも有名にして、僕に関わった皆さまが誇りに思える役者になりたいと思っています」
Q.どんな夢をお持ちなのでしょうか。
小澤「最終的には世界平和で、僕が俳優になろうと思ったきっかけが戦争をなくしたいと思ったからです。戦争をなくすには国会議員や総理大臣もありましたが、国民に一番影響力があるのはメディアだと思いました。戦争映画に出て、戦争は悲惨だと伝えられたらと思ったのがきっかけです」
Q.舞台と映像作品の面白さを教えてください。
小澤「舞台は生なので、日によっては全然違うものになったりします。そこからいい方向になったりすることもあります。毎日来ていても新しい発見があるのがいいところです。映像はアップで顔を見られるところです。同じ作品なのに心境によっては全く違うように見えたりします」
Q.30代はどんな目標をお持ちでしょうか。
小澤「今はまだ『小澤廉くん、性格かわいい、キラキラしてる』で通じると思いますが、30歳を過ぎて実力が伴わず、キラキラや性格で売り続けるのは難しいし、そうはなりたくないです。実力を伴いつつ尊敬される、魅力的な役者になりたいと思っています」
Q.リフレッシュにはどんなことをされていますか。
小澤「iPhone8を持っていて、防水機能があるので入浴しながらアニメを見たりしています。日本の映画だけは、仕事スイッチが入ってしまいますが。このシーンを撮るのは大変だったろうなとか。なので、家では見ないようにしています」
映画「新宿パンチ」は12月1日から全国公開。
(オトナンサー編集部)
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