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「結婚式タイパ悪い」問題、令和の若者300人超調査で浮き彫りに! 「早く終わってほしい」の声が上がった慣習は?

「結婚式・結婚に関する不満」に関する調査結果が発表されました。“令和の若者”への調査から「結婚式タイパ悪い問題」が浮き彫りに…?

「結婚式タイパ悪い」問題、あなたはどう思う?
「結婚式タイパ悪い」問題、あなたはどう思う?

 式場探しサービス「トキハナ」を運営するトキハナ(東京都港区)が、“令和の若者”を対象とした「結婚式・結婚に関する不満」に関する調査を実施。その結果を発表しました。

「拘束されて疲れた」「新郎新婦がかわいそう」

 調査は、2024年2月22日から4月3日にかけてX上で実施し、374人の有効回答を得たもの。また、7月16日から同月23日にかけて、20代〜40代の男女を対象にインターネット上で追加実施し、324人の有効回答を得ています。

 まず、「結婚式で『タイパ(タイムパフォーマンス)が悪い』と感じたことはあるか」について聞いたところ、58.6%が「ある」と回答しました。

「タイパが悪い」と感じたことのトップは「ゲストと話す時間が少なかった」(44.0%)。次いで「スピーチの時間が長かった・つまらなかった」(43.2%)、「知らない人と同じ席で披露宴の席を楽しめなかった」(35.2%)と続いています。

「結婚式の進行内容の中で、どのようなことに『価値がある』と思うか」については、「友人や親族との再会」(42.0%)が圧倒的トップに。次いで多かったのは「新郎新婦との会話」(33.7%)でした。

「結婚式の『タイパが悪い』慣習」については、「長時間拘束される」「あいさつがつまらない」といった不満の声が上がる結果に。コメントでは「何をすればいいのか、このあと何があるのかがよく分からない。特に披露宴ではトイレに行きたいときなど中座のタイミングがつかみにくい。式次第が欲しい」「式と披露宴でトータル3時間(待機時間も含めるともっと)拘束されて疲れた」「時間が長い、夕方以降の披露宴で遠方だと終電が間に合わない」「あいさつが長くて退屈、早く終わってほしい」「来賓として来ていた人の話が長すぎて新郎新婦がかわいそう」といった生々しい体験談が集まる結果となりました。

 令和の若者が「結婚式のタイパが悪い」と感じる背景について、同社は「現代の若者は、効率性や時間の価値を重視している人も多く、時間の使い方に敏感で長時間拘束や無駄な時間と感じる瞬間に対して不満を抱くことが多い傾向にあります」「特に、SNSの普及により、短時間で多くの情報を得ることができるため、時間の効率性が一層重要視されています」と分析。

 結婚式については「今までは『結婚式はこういうもの』という共通認識があったがゆえに違和感がなかったことが、価値観の多様化に伴って、お祝いする気持ちはあるものの従来の形式に対して違和感を抱き、タイパが悪いと感じるようになってきたと考えられます」としています。

 また、今回の調査結果を受けて「『結婚式では普通だから・当たり前だから』と慣習通りにするよりも、集まる価値がある内容にすることが大切といえます。例えば、主賓スピーチなども慣習通りに上司に依頼する必要はなく、『その人の話を自分たちも聞きたいしみんなにも聞いてほしい』という人にお願いすることが重要になるでしょう」「多くのゲストが結婚式で『価値』を感じる歓談やセレモニー、集合写真などの時間を確保するために、必ずしも必要でない慣習は省略する方が望ましくなるでしょう」とコメントを寄せています。

「結婚式タイパ悪い」問題、あなたはどう思いますか?

(オトナンサー編集部)

【マジか】「うわ…体験談が生々しい…!」 これが結婚式の「タイパが悪い慣習」4つです!

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