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子どもの“染髪”は何歳からOK? トラブルはないの? 注意点を美容師に聞いてみた

子どもが髪を染める際の注意点について、美容師が解説します。

子どもが髪を染めていいのは何歳ごろから?
子どもが髪を染めていいのは何歳ごろから?

 子どもが髪を染めたいと主張することがありますが、カラーリング剤などを使うと髪が傷みやすいといわれており、許可すべきか悩む人は多いのではないでしょうか。子どもが髪を染めてもよいのは、何歳ごろからなのでしょうか。髪を染める際の注意点などについて、美容師の原木佳祐さんに、教えていただきました。

15歳前後が目安

Q.美容院では髪のカラーリングについて、年齢制限を設けているのでしょうか。

原木さん「法律や規約などで具体的な年齢が定められているわけではないのですが、だいたい15歳前後であればカラーリングの施術をしても問題がないと判断するケースが多いようです。

理由としては、15歳前後で髪や頭皮などの成長が収まるため、比較的刺激やトラブルが起こりにくいといわれているためです」

Q.子どもの髪のカラーリングなどで、トラブルが起きたことはありますか。

原木さん「やはり成長段階のお子さんは刺激を感じやすいことが多いため、私自身、お子さんが髪を染めるのをお勧めしていません。そのため、トラブルになってしまったという経験はありません。

もし小さなお子さんが『ヘアカラーをしてみたい!』と主張した場合、すぐに洗い流せるヘアスプレータイプの塗料などが売られているため、そうした製品を使ってみるのをお勧めします」

Q.子どもが自身でカラーリングをする際の注意点はありますか。

原木さん「成長段階の子どもの髪や頭皮は、大人よりも繊細でデリケートな状態です。そのため刺激や赤みが出ることも多く、重症化するとアレルギー性の皮膚炎を発症してしまう可能性も考えられます。

事前にパッチテストなどを行い、施術当日は問題がなかったとしても、後日、髪や皮膚に違和感を覚えるケースも少なくありません。

そのため、もし施術中に違和感や刺激が生じた場合、すぐに中止して薬剤を洗い流すようにしましょう。そのまま我慢していると、さらに皮膚トラブルが重症化する可能性もあります」

* * *

 15~16歳になると、髪や皮膚は大人とほぼ同じ状態に近づくのだそうです。それまでは、大人よりも繊細で小さな刺激でもトラブルになりやすいため、ヘアカラーやパーマなどの施術はできるだけ控えるのが望ましいのかもしれません。

(オトナンサー編集部)

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原木佳祐(はらき・けいすけ)

美容師

美容師、パーソナルカラリスト認定講師、パーソナルカラリスト1級、骨格スタイルアドバイザー1級、色彩診断士。美容院では7年前から骨格診断とパーソナルカラー診断を取り入れ、日本で唯一診断の出来るヘアサロンを確立。 その後、顔タイプアドバイザー1級の資格を取り診断系をコンプリート。現在は表参道の美容院で現役サロンマネージャーとして活躍中。

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