磯村勇斗、俳優の「労働環境を変えたい」 生死の選択は人生を「考えるきっかけ」
磯村勇斗さんが出演する映画「PLAN75」が6月17日から公開。理想の俳優像や映画のテーマの感想などについて聞きました。
俳優の磯村勇斗さんが出演する映画「PLAN75」が6月17日から公開されます。
映画は、俳優の倍賞千恵子さん主演で、満75歳から生死の選択権を与える制度「プラン75」が国会で可決・施行された日本が舞台。超高齢化問題の解決策として、世間はすっかり受け入れムードに。当事者である高齢者や若い世代はこの制度をどう受けとめるのか……。架空の制度を媒介に、人は何を選択し、どう生きていくのかを問いかけるヒューマンドラマです。
オトナンサー編集部では、市役所の「プラン75」の申請窓口で働く岡部ヒロム役で出演する磯村さんに、理想の俳優像やテーマの感想などについて聞きました。
俳優の労働環境を変えたい
Q.俳優という仕事をどのようにお考えですか。
磯村さん(以下敬称略)「僕たちができることは、役を通して時代に切り込むことです。警鐘を鳴らしたり、改革を求めたり、人々を動かすことができる力を持っていると思います。俳優や映画の力で、世の中をいい方向にできればと思っています。エンタメは面白く、楽しいものでもありますが、時代を切り取るものでもあります。エンタメで時代を変えることができるのが、醍醐味(だいごみ)だと思います。
それと、僕ら俳優のお仕事は、環境整備が遅れている気がします。労働環境を変えたいという思いです。過度な働きすぎの部分をなくしていき、いい環境で作品作りができればと思います」
Q.理想の俳優像を教えてください。
磯村「僕も探している最中かもしれません。ゴールのない、寿命のない生き物みたいなものだと思います。だからこそ追求したくなるのかもしれません。ゴールのないものを突き詰めていけるところが(俳優業の)魅力です」
Q.普段、演技をする際に意識していることはありますか。
磯村「そこを今でも研究しています。お芝居をしていて自然にどう存在するか、どうなじむかを学びました。見せ方としてデフォルメしなければいけない部分もあるので、全部自然にすると違うのかなという思いもあり、考え中です」
Q.満75歳から生死の選択権を与える制度がテーマですが、どのように感じられましたか。
磯村「近未来を描いていますが、身近に感じ、この制度が導入されたらどうなるか考えました。賛否両論が分かれるテーマで、75歳以上の方が自分で命の選択ができる制度ですが、国として推進させるのはどうなんだろう、きっと『こうならないようにしたい』というメッセージも感じました。僕たちも今の社会を見て、生き方を考えなければいけないなと感じました。話をいただいて、まず演じたいと思いました」
Q.最後にメッセージをお願いします。
磯村「この政策に対して、見た方がどう捉えるかは自由です。生きていくという部分や命はこれからの人生について考えるきっかけになればと思います。命が軽くなってきている気がするので、それも含めて、この映画から受け取ってもらえればうれしいです」
映画は命の選択がテーマ。繊細な感情を体現した磯村さんの演技に注目です。
(オトナンサー編集部)
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