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「日本沈没」好調 TBS「日曜劇場」が“もう一つの大河”として君臨する理由

相乗効果を生む「大河」と「日曜劇場」

 実は大河と「日曜劇場」はここ数年、似てきた気もします。例えば、10月10日の夜「青天を衝け」では、吉沢亮さん扮(ふん)する大蔵官僚の渋沢栄一が「いや、承服できませぬ。国にまだ金のない中、そのような巨額な支出を決めるのは甚だ危険です」と熱弁をふるいました。

 その直後、「日本沈没」では、小栗さん扮する環境省の官僚が「そんなことはどうだっていい。私は今、日本の未来の話をしているんです」と叫び、SNS上では「かぶる」「つながってるみたい」という声も上がっていました。

 この2つの枠は今、相乗効果を生める関係なのかもしれません。数字的にも意識はするでしょうが、方向性が似ているからこそ、質的なものでも高め合える、ライバル的構図を感じます。

 これからも両者が刺激し合って、日曜の夜を面白くするドラマを作り続けてほしいものです。

(作家・芸能評論家 宝泉薫)

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宝泉薫(ほうせん・かおる)

作家、芸能評論家

1964年岐阜県生まれ。岩手県在住。早大除籍後「よい子の歌謡曲」「週刊明星」「宝島30」「噂の真相」「サイゾー」などに執筆する。近著に「平成の死 追悼は生きる糧」(KKベストセラーズ)、「平成『一発屋』見聞録」(言視舎)、「あのアイドルがなぜヌードに」(文春ムック)など。

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