「日本沈没」好調 TBS「日曜劇場」が“もう一つの大河”として君臨する理由
相乗効果を生む「大河」と「日曜劇場」
実は大河と「日曜劇場」はここ数年、似てきた気もします。例えば、10月10日の夜「青天を衝け」では、吉沢亮さん扮(ふん)する大蔵官僚の渋沢栄一が「いや、承服できませぬ。国にまだ金のない中、そのような巨額な支出を決めるのは甚だ危険です」と熱弁をふるいました。
その直後、「日本沈没」では、小栗さん扮する環境省の官僚が「そんなことはどうだっていい。私は今、日本の未来の話をしているんです」と叫び、SNS上では「かぶる」「つながってるみたい」という声も上がっていました。
この2つの枠は今、相乗効果を生める関係なのかもしれません。数字的にも意識はするでしょうが、方向性が似ているからこそ、質的なものでも高め合える、ライバル的構図を感じます。
これからも両者が刺激し合って、日曜の夜を面白くするドラマを作り続けてほしいものです。
(作家・芸能評論家 宝泉薫)
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