【漫画】幼少期のトラウマで“セミ”嫌いの私、夏の夜道で遭遇して考えたこと 「分かります」
苦手なセミに遭遇した日の出来事を描いた漫画が話題に。小さい頃の出来事がトラウマになり、セミがとても苦手な女性はある日…。
苦手なセミに遭遇した日の出来事を描いた漫画「セミの気持ちを考えた話」がSNS上で話題となっています。小さい頃の出来事がトラウマになり、セミがとても苦手な女性。ある日、セミに遭遇し、「そこにいるなら、せめて鳴いてアピールしてほしい」と心の中でつぶやきますが「死にかけなのかも」と考え直し…という内容で「分かります」「まじで怖いですよね」「漫画のセミはかわいい」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
恐怖をイラストにして昇華したい
この漫画を描いたのは、ワラビ(ペンネーム)さん(21)です。イラストレーターとして活動しており、日常のさまざまな出来事を漫画にして、インスタグラムに投稿しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
ワラビさん「漫画やイラスト自体は幼い頃からよく描いていました。それまでは別名義で、他のSNSで活動していたのですが、インスタグラムでもイラストやエッセーを描かれる方をよく拝見していたので、私もエッセー描いてみたい!と、アカウントを開設したのがちょうど1年前です」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
ワラビさん「毎年、『セミファイナル』の恐怖におびえているので、いっそこの恐怖をイラストに昇華してしまえ!と思いまして…逆にフォロワーさんから、セミの対処法などをコメントで教えてもらえたり、たくさんの共感のお声を頂けたりしたので、描いてよかったなと思います」
Q.この時期、ご自宅近くによくセミが出るのですか。
ワラビさん「結構出ます! 夏の終わりなんて、少しコンビニに出歩くだけで2、3匹見かけたりするので、常に心臓をバクバクさせながら歩いています。特に夜道はセミなのか、石なのか判別しづらいので緊張感を持って行動しています…」
Q.小さい頃、夏休みにセミ捕りはされなかったのでしょうか。
ワラビさん「セミ捕りはしたことがありません。何なら抜け殻も苦手で、服にそっと付けられたときは泣きながら逃げたことがあります。羽の感じやひっくり返ったときに見える胴体がどうしても苦手で…目はつぶらでかわいいなと思うのですが、その他の虫らしさあふれるパーツや想像以上に大きい鳴き声を至近距離で聞くのも苦手です」
Q.木々に止まって「ミーンミーン」と鳴いている声は大丈夫なのですか。
ワラビさん「セミと距離が取れていれば(私に向かってくる可能性が低ければ)平気です! むしろ、鳴き声で位置を教えてくれるのはありがたいです。そこにいるのだと教えてくれてありがとうという気持ちで、足早にその場を歩き去ります」
Q.玄関前やベランダにいたことはなかったのでしょうか。もしあったら、どのように対処されますか。
ワラビさん「ベランダにいたことはよくあります。ベランダという狭い場所で対処するには『セミファイナル』をかまされたとき、私の逃げ場がなくて困るので彼氏を頼ることが多いです」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
ワラビさん「『かわいい!』『このビジュアルのセミなら共存できる…』などたくさんのコメントを頂きました。共感してくださる方がかなり多かったようです」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
ワラビさん「グルメエッセーや旅エッセーなどにも取り組んでいきたいなと思っています。グッズ制作にも興味があります。頂けるお仕事の幅もかなり広がってきたので、これを機にさまざまな活動をしていきたいです」
(オトナンサー編集部)
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