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気分すっきり! ワンルームの「嫌な臭い」とサヨナラする方法

生ごみは新聞紙で巻いて水分を吸収

【キッチン】

 臭いの発生源の代表格であるキッチン。部屋とキッチンの間に仕切りがないワンルームタイプは調理中の臭いや、排水口から漂う臭いが部屋全体に広がりやすくなります。特に、生ごみの処理を怠ると雑菌が繁殖し、悪臭の原因に。

「生ごみに含まれる水分は臭いの元なので、捨てる際は新聞紙を巻いて水分を吸収させるだけで臭いを軽減できます。排水溝のヌメリや換気扇フィルターなどの掃除には、汚れをきれいに落とせる重曹がオススメ。また、アルミホイルを丸めて排水溝に入れておくと、水に濡れるたびに金属イオンが発生し、雑菌の繁殖を抑えてくれるのでヌメリと臭いの予防に効果的です」

 また、見落としがちなのが床の汚れ。料理中に調味料などが床に飛び散り、雑菌が繁殖することで臭いが発生します。キッチンの床をきれいに保つことも臭いを抑えるためのポイントです。

【布製品(寝具・カーテン)】

 カーテンや寝具などの布製品は、臭いが付着するとなかなか取れません。特にカーテンは部屋の臭いを吸着しやすく、洗う機会が少ないため臭いがどんどんたまってしまいます。また、カーテンについたホコリはカビの栄養分。繁殖すると臭いが発生し、部屋全体へとカビ臭さが広がることもあります。

「夏も冬も同じカーテンを使う人は、最低でも年1~2回洗うことをオススメします。カーテンについたホコリを掃除機でこまめに吸い取るだけでも臭い予防に効果ありです。布団は晴れた日を選んでこまめに干すことで、臭いを取り除くことができます。シーツや枕カバーはもちろん、見落としがちなソファーカバーやぬいぐるみも臭いの元なので定期的に洗濯を。ベッド用マットレスには消臭スプレーを活用しましょう」

扇風機を使ってこまめに換気を

 松林さんによると、部屋の臭い対策にはこまめな換気が必須です。ワンルームタイプは空間全体に臭いがこもりやすい半面、空気の入れ替えもしやすい間取り。日中は留守で窓を開けられない人も、朝と夜、1日2回の換気で十分な効果を得られます。「換気のコツは空気の入り口と出口を意識すること。窓を全て開け、扇風機を使って部屋の四隅にたまった空気も循環させましょう」。

(オトナンサー編集部)

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松林宏治(まつばやし・こうじ)

臭気対策コンサルタント、株式会社共生エアテクノ代表取締役、臭気判定士/におい刑事(デカ)

1976年名古屋市生まれ。南山大学卒。悪臭漂う大きな工場の臭気対策から一般家庭の身近なニオイのトラブルまで、毎月100件近く寄せられる「におい110番」に対応している臭気判定士。多くの「におい事件」を解決していることから、通称「におい刑事」としてテレビなどのメディア出演も多数。2003年創業の臭気対策専門会社、共生エアテクノ(http://www.201110.gr.jp/)代表取締役。著書に「ニオイで女性に嫌われない方法」(http://quickbooks.impress.jp/?p=4183)。公式ブログ「におい刑事のにおい110番ブログ」(http://ameblo.jp/nioideka/)。

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