【漫画】夫とけんかしてふて寝中、ママの顔見たいと言う息子の行動が泣ける 「なんて優しい」
息子の愛あふれる行動を描いた漫画が話題に。夫婦げんかをして、部屋で泣きながらふて寝をしていた母親。そこへ…。
息子の愛あふれる行動を描いた漫画「ちいさな背中に大きな愛」がSNS上で話題となっています。夫婦げんかをして、部屋で泣きながらふて寝をしていた母親。そこへ、8歳の息子が「ママのかお見たくなっちゃった…」と言いながらやって来て…という内容で「感動の嵐!」「ママの頑張りをちゃんと見てくれている」「なんて優しい息子さん」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
息子なりの行動に感動
この漫画を描いたのは、フルタイムで働くパート主婦の黒田カナコ(ペンネーム)さんです。インスタグラムやブログ「旦那は強迫性障害ときどき無職。」でコミックエッセーを発表しています。
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
黒田さん「『寂しくなってママを呼びにくる』だけなら、よくあることだと思いますが、息子はこのとき、無言で背中を差し出してママをおんぶしようとしてくれました。『自分が寂しいから』だけでなく、『ママが大変そうだから、おんぶして連れてってあげよう』と息子なりに考えて行動してくれたことに感動し、記録しておきたいと思いました。無言で小さな背中を向けてくれたときの衝撃は忘れられません」
Q.黒田さんが息子さんにしていることを、まねしているのでしょうか。
黒田さん「息子が泣きだしたときは、原因にかかわらずすぐに抱き上げ、落ち着くまでずっと抱っこをしてなだめていました。成長して抱っこがつらくなってからはおんぶに切り替えていたので、『悲しいときには抱っこ(おんぶ)をする』とまねをしたのかもしれません。ママを抱っこは無理なので、おんぶに切り替えたのかも(笑)」
Q.息子さんの優しい気持ちに触れ、怒りは収まりましたか。
黒田さん「私が(息子に連れられて)部屋から出てきたので、夫も『悪かった』と謝ってきました。息子のおかげで私の感情も落ち着いてきたので、夫と冷静に話し合い、その日のけんかは終わりました。お互い『相手を怒らせよう』として言っているわけではないので、話し合いって大切ですね…」
Q.その後、家族でどのように過ごされたのでしょうか。
黒田さん「いつものように、息子はテレビを見始め、夫はゲームをし、私は漫画を読み始めました。お互いバラバラのことをしているのですが、同じ部屋のこたつの中で体はくっつけ合いました。表面上はそれぞれ好きなことをしていても、裏でちゃんとつながっていればいいと感じました」
Q.夫婦のトラブルの際、息子さんがいることで家庭内の雰囲気はどのように変わりますか。
黒田さん「夫婦だけだと、意地を張ってしまったり、過去の出来事まで持ち出してしまったりして、けんかの終息が見えなくなるときがあります。子どもがいることで、嫌でも口をきかなければいけないときがあり、そのままけんかが終わることも多いです。息子のおかげで『家族』を続けてこられていると実感しています」
Q.他に、息子さんに「助けられている」と感じることは。
黒田さん「8歳になってもママを大好きでいてくれて、帰ると笑顔で迎えてくれます。体は小さくても、大きな心でママを受け入れてくれる息子の愛に癒やされ、とても助けられています。精神的にももちろんですが、食器運びなどを進んでやってくれるので、とても助かっています。晩酌のとき、お酒を持ってきてくれることも…頼んでないのに、数本持ってきてくれます(笑)」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
黒田さん「『純粋な愛に感動しました』『泣けました』などのコメントを頂きました。子どもが優しくしてくれるとうれしい半面、『気を使わせて申し訳ない、自分はダメなママだな』と自己嫌悪してしまいます。
いつでも元気な姿でいるのが理想ですが、疲れてしまうときはありますよね。ママだって完璧じゃない。そんなママでも子どもは『いるだけでいい』んです。甘えっぱなしもいけないので、なるべく心配をかけずに過ごしていこうと思います」
(オトナンサー編集部)
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