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川口春奈、素をさらけ出しても不変の“姫オーラ”と“離島パワー”でブレーク!

パワーの源泉としての“地元愛”

 注目すべきは、そこまで素をさらけ出してもどこかスターっぽい感じ、それこそ「姫オーラ」が失われないことでしょう。

 今年1月にはYouTubeに公式チャンネル「はーちゃんねる」を開設。いきなりの生配信に続き、「記念すべき1本目は故郷の長崎県・五島列島に里帰りしてきましたー!!!」と、地元でくつろぐ動画をアップしました。チャンネル登録者数は4月末で95万人と、100万人に迫る勢いです。

 そして、この「記念すべき1本目」に里帰り動画を持ってくるあたりにも、彼女らしさ、その魅力の秘密がうかがえます。こうした地元愛、さらには「離島パワー」抜きに彼女は語れない気がするのです。

 デビューから数年間、船と飛行機を使い、毎週10時間以上もかけて上京していたという川口さん。今も暇があれば帰郷して、趣味の魚釣りなどを楽しんでいるようです。それは彼女にとって、地元がアイデンティティーであり、たくましくいられるためのパワーの源泉でもあるからでしょう。

 そんな彼女の姿には、ある先輩女優が重なります。田中美佐子さんです。こちらは隠岐の島の出身で、デビュー映画ではヌードもこなしながら、美貌と演技力を兼ね備えた女優に成長しました。4年前には、大物女優から、デビュー当時に受けたパワハラをテレビで告白して話題になったりもしています。

 プライベートでは、かつて自分の付き人をしていた7歳下の芸人、Take2の深沢邦之さんと結婚。年収と年齢、ダブルの格差で不安視する声も出ましたが、子宝にも恵まれ、円満なようです。ちなみに、深沢さんの相方・東貴博さんは彼女を、「親分肌で怖い」と冗談交じりに評しています。

 そんな田中さんと川口さんには、もう一つ共通点があります。どちらも「末っ子」だということです。川口さんは3姉妹の三女、田中さんは兄2人と姉がいます。筆者は以前、「上野樹里、川口春奈、広瀬すず…『末っ子女優』最強説を検証する!」(2020年3月14日配信)という記事を書きました。他にも新垣結衣さん、篠原涼子さん、仲間由紀恵さん、松たか子さんといった末っ子女優がいて、共通する魅力に焦点を当てたものです。

 それは末っ子に顕著な「自信」「大胆」「負けず嫌い」「目立ちたがり」「理論より感覚」「ワガママ」といった要素が「したたかなアイドル」というキャラを育み、女優向きの人格が作られるという趣旨でした。そんな末っ子的資質に「離島出身」という条件まで加わると、さらにパワーアップするということでしょうか。

 川口さんも息の長い活躍ができそうですし、プライベートでも何か驚かせてくれるかもしれません。

 さて、“YouTuber”川口さんは最近、「ひとりでヨガやってみた! 『自宅で気軽に』#stayhome」という動画を投稿しました。新型コロナウイルス対策で、多くの人が家にいて運動不足になりがちなことから、

「今回初めてヨガポーズに挑戦してみました。見よう見まねでちょっとお恥ずかしいかもですが…」

 と、自ら実践したわけです。素をさらけ出しても芸能人オーラを失わず、本業以外でも魅力的な彼女はこうした発信にも向いています。まさに、今を象徴する女優の一人として、目が離せない存在なのです。

(作家・芸能評論家 宝泉薫)

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宝泉薫(ほうせん・かおる)

作家、芸能評論家

1964年岐阜県生まれ。岩手県在住。早大除籍後「よい子の歌謡曲」「週刊明星」「宝島30」「噂の真相」「サイゾー」などに執筆する。近著に「平成の死 追悼は生きる糧」(KKベストセラーズ)、「平成『一発屋』見聞録」(言視舎)、「あのアイドルがなぜヌードに」(文春ムック)など。

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