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坂口健太郎、永野芽郁に寄せる信頼「頼もしさ、安心感がありました」

映画「仮面病棟」主演の坂口健太郎さん、ヒロイン役の永野芽郁さんに、共演の感想などを聞きました。

(左から)坂口健太郎さん、永野芽郁さん
(左から)坂口健太郎さん、永野芽郁さん

 映画「仮面病棟」で主演を務める俳優の坂口健太郎さん、ヒロインを演じる女優の永野芽郁さん。同作は、速水(坂口さん)が当直を務める夜に、ピエロの仮面をつけた凶悪犯が現れ、病院を占拠してしまいます。犯人に銃で撃たれて傷を負った女子大生の瞳(永野さん)を治療した速水は、瞳とともに脱出を試み…同名小説を映画化した作品です。

 オトナンサー編集部では、坂口さんと永野さんに単独インタビューを実施。原作の感想や役作り、共演の感想などについて聞きました。

5年ほど前に映画共演、食事に行くことも

Q.原作の感想をお願いします。

坂口さん(以下敬称略)「台本を先に読んでいたのですが、映画は原作のキャラクターと少し違うので、原作を半分くらいまで読み、引っ張られそうになったので台本だけにしました」

永野さん(同)「私は原作を先に読みました。すごく面白かったのでプレッシャーでした。これだけ面白い作品を私が演じるときに、原作を壊さないように、傷つけないようにしないといけないと思いました」

Q.映画版のアレンジはいかがでしたか。

坂口「小説のときに成立していたところが、映画では成立しにくいところもあり、そこは監督と話し合っていきました。人が動いているからこそ面白く見えるところもあり、映画ならではの良さです」

永野「実写になったとき、こんなふうに変わっていくんだなと思いました。映画ならではの面白いシーンもありますし、原作が好きだったからこそ、原作とは違うシーンが楽しかったです」

Q.役作りにしたことはありますか。

坂口「容姿で変えるところはありませんでした。『仮面病棟』とタイトルにもあるように、登場人物は二面性を持つキャラクターが多かったんです。速水は起きている事象に敏感に反応することが大事だと思っていたので、現場に入って感じたことを大事にしました。役作りをして現場に入ったというより、現場で速水がどこで反応をするのかを感じながら演じました」

永野「見た目は、髪の色やメークが病院に行く人にしては違和感あるような、ちょっと謎だなという女の子にしたいと思っていました。この子はこういう子だとレッテルを貼られないように意識しています」

Q.久しぶりの共演ですが、印象は変わりました。

坂口「5年くらい前に映画で共演していて、その後、お互いの状況は何となく知っていたし、ご飯にも行っていたので、会うのはそこまで久しぶりではありませんでした。ただ、今回はバディーのように一緒に行動する中で頼もしさを感じたし、安心感もありました」

永野「また、ご一緒できてうれしかったです。原作を読んで台本を読んでいたので、大変な現場になるのは分かっていましたが、坂口さんがいらっしゃったので大丈夫だと思いました」

Q.今回、一番の挑戦はどんなことでしたか。

坂口「撮影では感じていませんでしたが、取材を受けていて、速水が無骨に見えると言われることがありました。でも、体の面では特に何もしてないんです。今までは、頼りない男や優しい男の役が多く、他者を守るヒロイズムな役はあまり演じてこなかったので、強いていうならそこが挑戦したところですね」

永野「撃たれる役は初めてでした。きれいな銃の傷ができて、感動して写真をいっぱい撮りました(笑)傷のメークはだいたい15分くらいで作ってくれました」

Q.普段、リフレッシュにしていることは。

坂口「ご飯とお酒ですね。人とご飯を食べるのが好きで、1人で行くことはあまりありません」

永野「ジムに行っています。普段、体を動かそうと思って動かさないので、ジムに行って1時間くらい集中して体を動かすとスッキリします」

 映画「仮面病棟」は全国公開中。

(オトナンサー編集部)

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