漫画「フルアヘッド!ココ」はなぜ心を揺さぶり続けるのか
「子どもの見本になるカッコいい大人で行け」
また、栗俣さんは自身の過去を振り返り、子を持つ親としての“あり方”に迷った時に、本作に道を示されたといいます。それは、スイートマドンナの大人が、ココたち少年に時折見せる、その「背中」です。
「かつて、自分の一人娘と向き合う心が折れてしまったことがあります。その時に思い出したのもこの作品。『子どもの見本になるようなカッコいい大人で行け』と言われたような気がしました」
スイートマドンナの船長であるジョン・バーツは、ココの父親代わりの存在です。ジョンは自らの行動を通して、人間らしく生きることや、他人との出会いの大切さをココに説きます。
「夢…愛…理想…そんな目に見えないモン追っかけるのを忘れちまったら、人間終いだぜ」
「なァココ、この無数の星々…人の出会いのようだと思わないか? 俺は街で(他人と)すれ違うだけのコトも、出会いのひとつだと思う」

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