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「モトカレマニア」のコメディエンヌぶりも納得、新木優子の“お笑いマニア”伝説

「笑えることの大事さ」認識

 とまあ、カラダを張った一発芸をやろうとしたり、リズムネタにすべり芸と、ここまで笑いの引き出しと熱意のある女優はなかなかいないでしょう。ではなぜ、彼女がお笑いマニアなのかといえば、それは、自分になかったものを求める気持ちからかもしれません。実は「もともと笑顔が苦手だった」そうで、こんな経験を語っています。

「『non-no』のモデルさんは皆さん、『笑顔がすてき』というイメージがありました。同じように笑えないと『non-no』モデルとしてふさわしくないと思ったので、鏡の前でたくさん練習しました。自宅で黙々と(笑)」(マイナビニュース)

 笑えることの大事さが分かるからこそ、人を笑わせる芸にも魅力を感じるのでしょう。

 そんな新木さんは、女芸人たちとの交遊にも熱心です。一昨年の9月には、ドラマ「トドメの接吻」(日本テレビ系)で仲良くなった、ゆりやんレトリィバァさんとの2ショット動画を自身のインスタグラムに投稿。

 2人でちょっと高飛車風なポーズをキメながら、ゆりやんさんが「あたしたちに近づかないで。そんな簡単に近づけると思わないでよね」と言い放ち、新木さんが「ねっ」と合わせる姿が面白かわいいと評判になりました(昨年5月には、他のメンバーを加えた第2弾も投稿されています)。

 今回のドラマで知り合ったよしこさんとも、すぐに意気投合。新木さんが登場したバラエティー番組によしこさんがVTR出演して、「泳ぎ方がヘン」という情報をバラされたりしています。ドラマのファンイベントでは、こんな人物評もされていました。

「優ちゃんはきれいでりんとしているから、クールな人なのかと思ったら、天真らんまんで面白いんです」

 劇中では、ヒロインがさまざまな姿になって気持ちを言い合う「脳内会議」が話題ですが彼女自身、さまざまな顔を持っているわけです。コメディータッチの「モトカレマニア」で新木さんのお笑いマニアぶりがどう生かされるか、ここはじっくり、お手並み拝見といきましょう。

(作家・芸能評論家 宝泉薫)

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宝泉薫(ほうせん・かおる)

作家、芸能評論家

1964年岐阜県生まれ。岩手県在住。早大除籍後「よい子の歌謡曲」「週刊明星」「宝島30」「噂の真相」「サイゾー」などに執筆する。近著に「平成の死 追悼は生きる糧」(KKベストセラーズ)、「平成『一発屋』見聞録」(言視舎)、「あのアイドルがなぜヌードに」(文春ムック)など。

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