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岡本夏美“アイドル”として久々のステージ「また味わえて楽しかった」

映画「BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-」主演の岡本夏美さんに単独インタビュー。“中身が男”の役作りやアイドル役でステージに立った感想などを聞きました。

岡本夏美さん
岡本夏美さん

 映画「BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-」主演の岡本夏美さん。同作は犬金組に所属する山本健太郎(白洲迅さん)、立花リョウ(花沢将人さん)、杉原和彦(柾木玲弥さん)のヤクザ3人組がある事件で不始末を起こしたことから、組長の思いつきで性転換&整形をさせられ、健太郎はアイリ(岡本さん)、リョウはマリ(松田るかさん)、和彦はチカ(坂ノ上茜さん)としてアイドルデビューする…ジャスミン・ギュさん原作の人気コミック「Back Street Girls」の実写化作品です。

 オトナンサー編集部では、岡本さんに単独インタビューを実施。“中身が男”の役作りやアイドル役でステージに立った感想、20代でやりたい仕事などを聞きました。

ヤクザ映画やVシネマで勉強

Q.原作の感想をお願いします。

岡本さん(以下敬称略)「漫画はあまり見ないのですが、『何じゃこりゃ』と思いました。いい意味でふざけているなと思ったし、結局、笑いは世界を救うと思います。そういう作品を演じられるのはうれしいし、実写化で笑える部分をなくすのはよくないと気合いが入りました」

Q.アイリの中身は男です。役作りはどのようにされましたか。

岡本「ヤクザ映画やVシネマを見たり、あまり触れない作品を見たりしました。男性キャストのお芝居を見たりもしました。3人がお芝居している雰囲気が分かり、3人に近づけたと思います。ダンスにしろアクションにしろ男っぽい演技にしろ、エネルギッシュにパワフルに、ごまかすことなくできたらいいなと思っていました。ただ、男性のしゃべり方は難しかったですね」

Q.健太郎やアイリと似ている部分はありますか。

岡本「アイリは、アイドルという現実を突きつけられても中身は男でありたい、俺たちは男だという信念がずっとあって、そういう頑固な部分は似ているなと思います。自分が思ったことは曲げたくない。ただ、やらなきゃいけないことはやっていく、というところは似ているかなと思います」

Q.アイドルは「おはガール」以来ですが、久々にステージに立たれていかがでしたか。

岡本「恥ずかしかったです。中学生でよくできていたなと思うくらい恥ずかしかったです(笑)ただ、中学生のときは精いっぱいのエネルギーを費やしていて、青春の一環だったので、それがまた味わえるのも楽しかったです」

Q.アクションシーンをやられていかがでしたか。

岡本「殺陣(たて)が難しかったです。本番も失敗して、泣きの一回でやらせてもらったので、すごくいい経験でアクション部の監督さんともいろいろな話をさせてもらったし、いろいろ教えてもらったので、今後の女優人生に役立つ経験だと思います」

Q.現場でハプニングはありましたか。

岡本「血まみれのシーンがあるのですが、その格好で街中を歩いたときにサラリーマンの方に5度見くらいされました。血まみれの女の子が歩いてきたらビックリしますよね」

Q.今後、やりたい役を教えてください。

岡本「お芝居を初めて8年くらいたつのですが、大恋愛をする作品や、誰かを愛する役を受けたことがないので、どんな気持ち作りなのか興味があります。20歳にもなったので、大人の役作りもできる作品をやってみたいです」

Q.2019年はどんな年にしたいですか。

岡本「いろいろなことにワクワクできたらと思っていて、これから舞台も控えて、きっと女優としてターニングポイントになる時間だと思います。挑戦すべきことはたくさんあるし、マイナス思考にならずにワクワクできたらと思っています」

Q.20代の仕事の目標を教えてください。

岡本「やりたいことの一つにラジオがあります。しゃべることが大好きなので、ネタを提供したり、何かの話題で討論したり、自分の言葉で何かについて発信できるのはラジオだと思います。20代のうちにラジオパーソナリティーをやりたいです」

 映画「BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-」は公開中。

(オトナンサー編集部)

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