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苦しんでいる人へ! 家事や育児を乗り切る“自分褒め習慣”描く漫画に「素晴らしい」の声

家事や子育ての日々を前向きに乗り切る方法を描いた漫画が話題に。早起きや洗濯など日常のありふれた行動でも、意識的に自分を褒めようとする方法で…。

漫画「自分褒め習慣を作ろう!」のカット=こっさん(33kossan3)提供
漫画「自分褒め習慣を作ろう!」のカット=こっさん(33kossan3)提供

 家事や子育ての日々を前向きに乗り切る方法を描いた漫画「自分褒め習慣を作ろう!」がSNS上で話題となっています。早起きや洗濯など日常のありふれた行動でも、意識的に自分を褒めようとする方法で、「考え方が素晴らしい」「今まで思いつきませんでした」「私もやってみます」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

家事や育児は当たり前のことじゃない

 この漫画を描いたのは、主婦でイラストレーターの、こっさん(ペンネーム、29)です。インスタグラムのほか、ブログ「甘辛ミックス」でも作品を発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつ頃からですか。

こっさん「約3年前にブログを始めるにあたって、絵日記ブログというものがあることを知り、自分もやってみたくなって描き始めました。最初の頃は、目も当てられぬほど下手でした(笑)」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

こっさん「主婦は、家事や子育てをするのが当たり前と思われたり、自分でもそう思っている人がいたりしますが、私にもできない自分がダメなのではと思う時期がありました。現在、同じように思って苦しんでいる人をふと見かけた際、『少しだけ考え方を変えたら気持ちがすごく楽になるよ』と伝えたくて描きました」

Q.こっさん自身は「自分褒め習慣」をいつ頃から始めたのですか。

こっさん「よく覚えていませんが、子育てをする上で自分の気持ちに余裕がないと、子どもにキツく当たってしまうことに気づいてから、まず自分の気持ちに余裕を持たせよう、と思って始めたと思います。自分に対して『やって当たり前』と思っていると、周りにも同じ水準を求めてしまうので、できるだけハードルを下げようと思っています」

Q.旦那様は、しっかり褒めてくれますか。

こっさん「漫画の通り、私が『○○したよ、すごい? 偉い?』と聞くと、『すごい』『偉い』と言ってくれる感じです。最近では、何も言わなくても『ありがとう』などの感謝を伝えてくれるようになったのでうれしいです」

Q.作品のエピソード以外に、最近「私って偉い」と感じたことはありますか。

こっさん「ぶっちゃけ、生きて普通に生活しているだけで偉いと思っています(笑)」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

こっさん「ありがたいことに、たくさん共感の声を頂いております。伝えたいことが伝えたい人(層)にちゃんと伝わっていると感じられてうれしいです」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

こっさん「今は、日々あったことや思ったことを描いているだけですが、いつか本格的なコマ割り漫画を描いてみたいと思っています」

(オトナンサー編集部)

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こっさん

主婦・イラストレーター

インスタグラム(https://www.instagram.com/33kossan3/)、ブログ(http://amakarakossan.blog.jp/)で漫画を投稿している。

コメント

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2件のコメント

  1. 頑張っている自分を自分で褒める。
    悪いことではない。決して悪いことではない・・・

    しかし「私こんなに頑張っているんだよ」「私を認めて」
    「私を褒めて」って叫びが聞こえてくる。
    恥ずかしげもなく「褒めてください」って言える神経。
    悪いことじゃないけど、なんか気持ち悪い・・・
    こういう人が増殖しまくりだな。
    そんなに世の中、欲求不満で寂しい人だらけなのか?
    ビジネス的にはチャンス到来だね。

  2. こぼちゃんさんの言うことが悲しすぎて、投稿しました。
    砂漠で遭難しかけている人がようやく見つけたコップの水一杯分の取り方を、水にあふれる国の人が笑っているように見えました。

    私にも作者の気持ちが少し分かる気がします。毎日の当たり前のことで自分が機械になって、人間じゃなくなってきているような気持ちがつらいです。心の中で自分が悲鳴を上げているのに、お前がやるのが当たり前だろはきついです。39.8度の熱でふらふらになりながらの家族分の食事の用意はこっそりと涙が出ました。褒めてだけじゃない。人としてやっていること認めてくださいという主張です。会社じゃ働いた分のお金がもらえます。給料なしで働き続けることができる人がどれだけいるのでしょうか。家事労働の見返りは何もないです。せめてせめて笑顔で頑張っているねと認めてほしいだけです。

    作者さんのように考えられたら、心のお食事ができると思います。
    私は素晴らしいと思います。