窪田正孝、声優初挑戦で見えたもの 映画「モンスト」で“高校生”の声
映画「モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ」で声優に初挑戦した、窪田正孝さんにインタビュー。初挑戦の感想や役に共感した部分などを聞きました。
映画「モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ」で声優に初挑戦した窪田正孝さん。同作は、普通の高校生カナタ(窪田さん)が青い髪の少女ソラ(広瀬アリスさん)と出会い、モンスターとの戦いに巻き込まれていく、「モンスターストライク」を完全オリジナルストーリーで映画化した3DCG長編アニメです。ミクシィのXFLAGTM(エックスフラッグ)スタジオとCGアニメーション制作会社オレンジによる、世界基準の長編アニメーション映画プロジェクトでもあります。
オトナンサー編集部では、窪田さんにインタビューを実施。声優初挑戦の感想や、役に共感した部分、今後やってみたい役などを聞きました。
もともと、やりたいと思っていた
Q.初めての声優はいかがでしたか。
窪田さん(以下敬称略)「システムが全然違うので、新しい挑戦だと感じました。声で感情をどう表現するか、物理的な人との距離をつかむのも難しかったです。やってみて本当に深いと感じました。もともと、声優ができたらいいなと思っていたので、タイミングよくこのお話を頂き、光栄でした。どんどん新しいことをやっていきたいので、一つの大きな経験だと感じました」
Q.声優挑戦後、意識に何か変化はあったのでしょうか。
窪田「やってから見え方が変わりました。アニメの中で普通に見えているということは、うそを超えた本物として成立しているので、人に伝わるし、感動すると思います。それは芝居として共通だと思います。皆さんがプロとして作品に携わっているので、自分でやってみて難しさは身にしみて感じました。楽しみ方も変わりました」
Q.実写映画と、声の出し方に違いは。
窪田「声の出し方に意識が行き過ぎると基本部分がブレる気がしました。声で安定させることがキャラとして大切だとは思いますが、自分の中心にある核を作って発せられる声の方がいいかなと思いました」
Q.演じられたカナタは高校生ですが、窪田さんの高校時代と違うところは。
窪田「高校時代は、上っ面で人と付き合っていたというのはあります。カナタがそうかは分かりませんが、なかなか心が開けなかったのでカナタに通じるかもしれません」
Q.演じていく中でイメージは湧いてきましたか。
窪田「アクションものは、けがをしてしまうので段取りが必要ですが、基本的に段取りやリハーサルよりも本番で生まれるものを大切にしています。それがあったのがよかったのかなと思います。イメージに固執して作品の世界を狭めたくないというのがあります」
Q.30歳になられて、今後やってみたい役やジャンルはありますか。
窪田「40歳までに『大河ドラマ』をやりたい、というのが目標としてあります。僕の欲ですが、40~50歳になってやりたいことをやるために、核になるものを作って、幅を広げていきたいと思います。
やりたいことをやるために今を頑張りたいし、そういう年の取り方をしたいです。それでいろいろな人と出会って、お芝居だけではなく一般の仕事をしている人に会って、ご飯を食べて、そういう感性を頂きたいです」
Q.ハリウッドや海外の映画に興味はありますか。
窪田「英語でなければ(笑)ハリウッドでアジアの人間が主役になる作品はないですし、難しいです。そういう意味では、Netflixには興味があります。世界に配信されますし、邦画や日本のドラマが面白くて、向こうの人がこちらに来るような感覚の作品ができたらいいなと思います」
映画「モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ」は10月5日から全国公開。
(エンタメチーム)
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