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「美容院」で“カット”失敗された…どう対応しているの? 美容師に疑問をぶつけてみた

美容師がカットに失敗した場合、どのように対応しているのでしょうか。美容師に聞きました。

美容師がカットに失敗したら、どう対応している?
美容師がカットに失敗したら、どう対応している?

 美容院で髪を切ってもらったときに、「希望した髪形とは違う仕上がりになった」「髪を多く切られた」などのケースがあるようです。もし美容師がカットに失敗した場合、どのように対応しているのでしょうか。美容師の原木佳祐さんに教えていただきました。

情報共有が不十分だと失敗しやすい

Q.これまでにカットの施術に失敗した経験はありますか。

原木さん「私自身、スタイリストになって間もないときにカットの施術を失敗した経験があります」

Q.カットの施術に失敗してしまうのは、なぜなのでしょうか。失敗した経験を生かせられるようになるには、何年ほどかかるのでしょうか。

原木さん「実は、施術を失敗してしまう一番の原因は、スタイリスト自身の技術力不足ということよりも、お客さまとのカウンセリングやイメージの共有がうまくいかなかった、というケースがほとんどだと思います。

勤務する店舗の規模や働き方などによって多少差異は生じるかもしれませんが、5年程度の実務経験があれば、お客さまとのカウンセリングやイメージのすり合わせも問題なくこなせるようになり、仮に失敗しそうになったとしても、うまく対処できるようになるテクニックが身に付いていくのではないでしょうか」

Q.カットの施術に失敗してしまった場合、顧客に対してどのような対応をするのでしょうか。

原木さん「前後の予約の状況やお客さまのご都合などでその場での対応が難しいときもありますが、切り直しで対処できる範囲であれば、代金をいただかずに切り直します。切り直しで対応できない場合は、お客さまに施術料金を返金するケースがほとんどだと思います」

* * *

 美容師はヘアカットのプロといっても、人間なので失敗をしてしまうことがあるかもしれません。顧客にとっては、ミスは美容師の技術不足が原因ではないかと思うかもしれませんが、実際には顧客と美容師との間で、髪形に関する希望やイメージがうまく共有されていないことが原因で発生することも多いといいます。ミスなくヘアカットをしてもらうためには、美容師とのカウンセリングをしっかりと行うことを意識してみましょう。

(オトナンサー編集部)

【要注意】あなたも当てはまるかも これが「美容院」に行く前にやってはいけないNG行為です

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原木佳祐(はらき・けいすけ)

美容師

美容師、パーソナルカラリスト認定講師、パーソナルカラリスト1級、骨格スタイルアドバイザー1級、色彩診断士。美容院では7年前から骨格診断とパーソナルカラー診断を取り入れ、日本で唯一診断の出来るヘアサロンを確立。 その後、顔タイプアドバイザー1級の資格を取り診断系をコンプリート。現在は表参道の美容院で現役サロンマネージャーとして活躍中。

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