【注文住宅】「こだわった点」「後悔した点」のトップが“一致” 全国1000人が答えた「満足度」のリアル
「注文住宅の満足度」に関する調査結果が発表されました。新築した注文戸建住宅に住む1000人のリアルな声とは……。
VRシミュレーションを展開する大和ハウス工業(大阪市北区)が、「注文住宅の満足度」に関する調査を実施。その結果を発表しました。
購入前に「イメージしづらい」=後悔しやすい?
調査は2023年9月4日から同月6日、過去5年以内に新築した注文戸建住宅に住んでいる全国の25~84歳の人を対象に、インターネットリサーチで実施。1000人から有効回答を得ています。
まず、「自宅を建てて後悔している点があるか」について聞いたところ、「後悔がある」と答えた人は39.3%に上り、全体の約4割が自宅に対して何かしらを「後悔している」ことが分かりました。
「自宅を建てる際にこだわった点」を聞いてみると、トップとなったのは「間取り」(70.2%)。次いで「設備」(66.5%)、「建物の基本性能」(56.3%)と続いています。
一方で、「自宅を建てて後悔した点」についても聞くと、こちらでも「間取り」(51.4%)がトップに。間取りへの期待値は高いものの、居住前の段階で満足度を高める仕上がりにするのは難しいことがうかがえる結果となっています。
なお、「初めて家を建てた人が後悔した点」では、「収納」が26.8%でトップとなった他、「配線(コンセント数・位置)」(25.2%)、「使い勝手」(19.9%)、「部屋の広さ」(18.3%)、「部屋の配置」(16.4%)など、購入前にイメージがしづらい項目について後悔しやすい傾向が浮き彫りとなりました。
調査結果を受けて、同社住宅事業本部マーケティング室顧客体験改革グループの山口知洋さんは「XR技術の進化に伴い、家づくりにおいて住宅をVRで体感することが可能になってきています。そういった背景もあり、VRなどの3Dシミュレーションでの確認を希望される方が増えている実感がございます」「ハウスメーカーは、お客さまに失敗しない家づくりをしていただくために、VRなどの3Dシミュレーションによるプレゼンテーションの展開を加速することがますます求められていくでしょう」とコメントを寄せています。
(オトナンサー編集部)
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