オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

「500万円以上600万円未満」より高い? 低い? 大学1、2年生600人に聞いた「最低限実現したい生涯最高年収」のリアル

第8回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・ 業種ランキング」が発表されました。学生が「最低限実現したい生涯最高年収」も明らかに……。

大学1、2年生が「最低限実現したい生涯最高年収」は?
大学1、2年生が「最低限実現したい生涯最高年収」は?

 企業の与信管理に関するサービスを提供するリスクモンスター(東京都中央区)が、「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」の調査結果を発表。学生が「最低限実現したい生涯最高年収」も明らかになりました。

希望年収の水準が低下

 同調査は今回で8回目。2022年7月、全国の大学1年生および2年生の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。600人から有効回答を得ています。

 調査の結果、「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種」の1位に選ばれたのは「地方公務員」(回答率9.0%)、2位が「国家公務員」(同7.2%)でした。公務員が1、2位となるのは4回連続で、安定した人気ぶりを示す結果となっています。次いで、3位「グーグル」(同6.7%)、4位「任天堂」(同5.8%)、5位「アップル」(同4.8%)という順位でした。

 就職先の選定において重視する点について聞くと(複数回答)、「給与額」(回答率52.5%)が1位、「勤務地」(同39.3%)が2位、「福利厚生」(同29.2%)が3位となりました。上位3項目は、前回調査と同様の順位となり、各項目に対する関心の高さがうかがえます。

 また「給与額」について、「最低限実現したい生涯最高年収」を聞いたところ(単一回答)、最も多かったのは「600万円以上800万円未満」(回答率19.2%)。次いで、「500万円以上600万円未満」(同15.8%)、「400万円以上500万円未満」(同14.7%)と続きました。

 前回調査(第7回)と比較すると、「400万円以上800万円未満」(44.0%→49.7%)が5.7ポイント増加している一方で、「800万円以上2,000万円未満」(33.4%→25.2%)が8.2ポイント低下しており、希望年収の水準が低下している様子がうかがえる結果に。男女別に見ると、女性より男性の方が最低限達成したい生涯最高年収が高く、また文系よりも理系の方が希望する生涯最高年収が高い傾向でした。

 調査結果を受けて、同社は「『高望みはせず、生活に困らない程度の収入を得て、プライベートを優先できる仕事に就きたい』というワークライフバランスを重視する学生が増加している表れとみることができます」とコメントを寄せています。

(オトナンサー編集部)

【6〜20位】「アマゾン」「トヨタ自動車」「サンリオ」の順位が意外かも? トップ20で「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種」が丸分かり!

画像ギャラリー

コメント