「給料が見合っていない」「誰の役にも立たない雑務」…20代男女400人超が答えた「仕事を辞めたい理由」ランキング、“圧倒的”1位は?
20代を対象とした「仕事を辞めたい理由」に関する意識調査の結果が発表されました。働く20代はどんなときに仕事を辞めたくなるのでしょうか。
退職・転職を経験する20代の若手社会人も珍しくなくなってきている昨今ですが、働く20代が「仕事を辞めたい」と考えるのはどんなときなのでしょうか。そんな「20代が仕事を辞めたい理由」について、ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が運営するメディア「Biz Hits」が意識調査を実施。その結果をランキング形式で発表しました。
9割近くが「仕事を辞めたいと思ったことがある」
調査は2022年8月、20代の働く男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計500人(男性159人、女性341人)から有効回答を得たものです。
まず、「仕事を辞めたいと思ったことがあるか」を聞いたところ、87%(435人)が「ある」と回答。9割近い人が、何らかの理由で「仕事を辞めたい」と思った経験があることが分かりました。
次に、「ある」と答えた435人に「仕事を辞めたい」と思った理由について聞きました。
3位は「仕事内容に不満」(76人)です。「自分の仕事が誰かの役に立っている」という実感は大きなモチベーションになり得ますが、一方で、自分の仕事に価値や意義がないと感じてしまうと、仕事がつらくなってしまうものです。「仕事内容が自分には合っていない(23歳女性)」「誰の役にも立たない雑務をしなければならないから(27歳女性)」など、「やりがいがない」と感じている人が多いことがうかがえるコメントが集まっています。
2位には「収入に不満」(88人)がランクイン。「先輩たちを見ていても、給料やボーナスが上がらないようだから(24歳女性)」「給料が仕事に見合っていないから(27歳男性)」「ボーナス前日に『ボーナス全額カット』と通達されたときは、本当に『辞めよう』と思いました(29歳女性)」といった声が寄せられる結果に。収入は仕事をする上での大きなモチベーションの一つなので、「仕事内容」「責任の重さ」「役職」に対して給料が少ないと不満が募りやすいのでしょう。
そして、1位に選ばれたのは「人間関係がつらい」(168人)でした。「上司とうまくいっていないから(23歳男性)」「人間関係がうまくいかなかったとき、人間関係をリセットしたくて『辞めたい』と思う(29歳女性)」といったコメントが寄せられ、人間関係への悩みから退職・転職を考える人が多くいる現状が浮き彫りとなりました。
調査結果を受けて、同社は「『今の仕事のメリット・デメリット』『課題を解決できそうか』を考えてみると、転職すべきかどうか冷静に判断できるのではないでしょうか」とコメントを寄せています。
(オトナンサー編集部)
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