9月1日は「防災の日」 障害がある子とその家族にはどのような備えが必要?
「物資」以外に必要なこととは?
備えておくのは物資だけではありません。障害がある人は、一般的な避難所だと落ち着けなかったり、悪気がなくても周囲に迷惑をかけてしまったりすることもあるため、一般的な避難所以外の避難場所も考えておいた方がいいでしょう。
自治体によっては、高齢者や障害者など、一般の避難所で過ごすことが困難な人たちに配慮した避難施設として、「福祉避難所」を指定している場合があります。そういった施設を事前に調べておき、非常時に利用できるように考えておくことも、大事な備えです。
なお、息子の場合、災害時に交通機関や自家用車を使えなくなっても、自力で長距離を歩けるように、日頃から歩く習慣を身に付けさせています。
障害の程度や種類によっては、歩くことは訓練でどうにかなるものではありませんが、幸い息子は身体には障害がなかったため、幼い頃からなるべく歩くように習慣づけてきたことで、今では1時間程度は問題なく歩き続けられるようになりました。ただ、息子のような障害の場合、歩く能力や体力があっても、こだわりから「歩けない道」が発生してしまうことはよくあります。
全ての道をクリアすることは難しいですが、普段からできるだけいろいろな道を歩き、「知っている道」を多くつくることも心掛けています。
そして最後にもう一つ大切なことがあります。それは、地域で知り合いを多くつくることです。健常者の知り合いはもちろんですが、同じような障害がある人の家族の知り合いを多くつくる重要性も、感じています。
先述の福祉避難所の情報などもそうですが、災害時に情報を得られるように、筆者は日頃から人脈づくりも大切にしています。療育や特別支援学校のママ友はもちろんですが、障害のある子の親が集まる地域イベントにも顔を出しながら、積極的に知り合いを増やしていきたいと思っています。
万が一のときに備え、少しずつ、準備を進めていきたいものですね。
(ライター、イラストレーター べっこうあめアマミ)
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