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もしも先祖に会えたら…エイドリアン・モリーナ監督「リメンバー・ミー」の着想明かす

死者を忘れないという気持ちは世界共通

Q.ミゲルや犬のダンテなど個性的なキャラクターが多数登場しますが、お気に入りのキャラクターはどれでしょうか。

モリーナ「また難しい質問ですね。イメルダかな。子孫たちはいろいろ言っていますが、実際に会うまで彼女の複雑さは理解できません。ミゲルにとっては最初は敵でしたが、彼女には豊かな経験があり、いろいろな歴史があり、ちゃんと耳を傾ければ重要な人だとわかります。彼女がどうしてこうなったか明らかになるにつれて、ストーリーが変わっていくという、話的にも重要なキャラクターです」

Q.お気に入りのシーンはどこですか。

モリーナ「イメルダが家族を守るために“あること”をするシーンです。とても美しいシーンであり、同時に娯楽的で楽しめるシーンです。キャラクターが自分の安全圏から飛び出していくのは面白いのですが、それにより新たなことがわかる面白いシーンです」

Q.日本には「お盆」という風習があるのはご存じですか。この風習があるので、日本人はこの映画を理解しやすいと思いました。

モリーナ「この映画を作る時に、ほかの国でも『死者の日』みたいなものがないかと調べました。その時に似ている点が多かったのが『お盆』でした。『亡くなった家族を忘れない』というのは世界中どこにでもある風習みたいです。それがあるからこそ、亡くなった人を忘れないという気持ちは世界共通かと思いました。だから、世界各地でこの映画がヒットしているのではないかと思っています。日本でも理解しやすいと言ってもらえるとうれしいです」

Q.日本に来られたのは初めてですか。日本の行ってみたいところを教えてください。

モリーナ「2回目です。前回は西から南にかけて日本を回ったことがあります。今回の取材が終わったら見て回りたいですね。美術館に行って日本の歴史とか文化を見て回りたいです。オンラインで調べたのですが、凧(たこ)の博物館もあるそうですね。凧を詳しく知らないのでいろいろ見たいです。そういう新しい発見が楽しみだし、もしかしたら次の映画のアイデアやデザインが思いつくかもしれません」

 映画「リメンバー・ミー」は3月16日から全国公開。

(オトナンサー編集部)

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コメント

3月16日公開の映画「リメンバー・ミー」共同監督を務めたエイドリアン・モリーナさんにインタビュー取材。作品のアイデアなどについて聞きました。