7月10日は「納豆の日」 からしと一緒に食べるのはなぜ?
「関西の人は納豆をあまり食べない」のは本当?
ところで、「関西の人は納豆をあまり食べない」とよく言われますが、本当なのでしょうか。先ほどの全国納豆協同組合連合会の広報担当者と、タカノフーズの市村マネジャーにそれぞれ聞くと、次のような答えが返ってきました。
「関西でも、山間部の地域では比較的よく食べられます。かつて山間部では、肉や魚などのタンパク質を多く含む食材が手に入りにくい状況でした。そんな中、納豆の原料となる大豆は備蓄性の高さが重宝されており、また、納豆への加工が簡単であるため、いざというときのたんぱく源として食べられました。また、京都では、ハレの日に納豆餅を食べる習慣があります。
よく『関西の人は納豆が嫌い』と言われますが、納豆が好きな人もいます。ただ、関西では『納豆が好き』と言うと、『あんな食べ物のどこがおいしいの?』なとど反応されることが多いようで、人前で納豆好きを公言できない雰囲気があります。こうしたことも、関西で納豆が盛んに食べられない要因なのではないでしょうか」(全国納豆協同組合連合会・広報担当者)。
「民間の調査会社によると、東北地方や北関東は、納豆の1世帯(2人以上の世帯)当たりの年間支出金額が全国平均よりも2割から3割ほど高い一方で、関西や四国は全国平均よりも2割ほど低い状況です。そうした地域では、両親や祖父母があまり納豆を食べなかった人も多く、納豆がなかなか売れない傾向にあります。
ただ、数年前からテレビなどでたびたび納豆の健康効果が紹介されるようになった影響で、近年は納豆の市場規模が拡大しており、『納豆はそれほど好きではないものの、健康のために食べ始めた』という人もいらっしゃいます。当社では、従来の常識にとらわれない商品も開発しており、最近では、からしの代わりに山ワサビを入れた『やみつき薬味 山わさび納豆』の売り上げが好調です」(タカノフーズの市村マネジャー)。
どのような食材を混ぜ合わせると、納豆はおいしくなるのでしょうか。
「納豆が苦手な人におすすめの組み合わせが、いくつかあります。納豆のネバネバ感が苦手な場合、オクラやヤマイモ、モロヘイヤといった、同じく粘り気のある食材を組み合わせることで、納豆のネバネバ感を中和することができます。納豆のにおいが苦手なのであれば、納豆よりもにおいが強いミョウガやからし、山ワサビなどを加えると、納豆のにおいが抑えられます。
また、納豆の臭気成分はアルカリ性なので、乳酸発酵しているキムチや野沢菜の漬物などを混ぜればその臭気が中和され、おいしくなります。このほか、油や乳製品(ヨーグルトなど)、辛い物との相性も抜群で、例えば、あるカレーのチェーン店では、カレー納豆が人気なようです」(全国納豆協同組合連合会・広報担当者)。
「マーボー豆腐を作るときは、ひき肉の代わりに納豆を使ってもおいしく食べられます。また、以前、テレビで有名人が公表していて話題になりましたが、辛いラーメンと納豆は相性がよいです」(タカノフーズの市村マネジャー)。
(オトナンサー編集部)




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