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新型コロナ「第7波に入った」見方も 感染対策と熱中症対策、どう両立?

3年連続で「夏場に増加」、なぜ?

Q.新型コロナは2020年、2021年ともに夏場に感染者が増加しました。どういった要因が考えられるのでしょうか。

森さん「新型コロナウイルスは、気温が低く空気が乾燥し、かつ寒さから換気がしにくくなる冬場に流行しやすいと言われ、実際に2021年1月、2022年2月に流行のピークがありました。

一方、2年続けて8月にも流行のピークが来ています。夏の流行が季節性によるものなのか、夏休み期間で人が集まる機会やレジャー機会が増加したことの影響なのか、ある程度一定の間隔で流行するため夏が重なるのか、はっきりとした理由は分かりませんが、今年も7月から8月にかけて感染が拡大する可能性が高いと考えます」

Q.感染対策も必要ですが、熱中症対策も大切です。どのように両立したらよいのでしょうか。

森さん「その場面で必要な(優先される)対策は何かを判断することが大切だと思います。マスク着用と熱中症のリスクを絡めて話題にされることが多いですが、マスクを外しただけで熱中症を防げるわけではありません。

熱中症予防には、小まめな水分補給(汗を大量にかいた場合は塩分補給も)、適切な温度、湿度、日差し、風通しなどの環境設定、屋外では強い負荷がかかる作業や運動を避けるなどが大切であることを、まず知っておきましょう。

その上で、マスク着用が体調を悪化させるリスク(さらに汗をかく、水分を取りにくい、息苦しいなど)になっていれば、マスクを外して人との距離を取ったり、会話を控えたりといった感染対策を講じればよいと考えます。

現在も、基本的な感染対策である、『3密(密閉空間、密集場所、密接場面)』を避ける/人と人との距離を確保する/手洗いや消毒による手指衛生/小まめな換気/必要な場面でのマスク着用/発熱、咽頭痛などの症状があるときは外出を控える等を継続することは、感染を拡大させないために必要ですが、自分の健康(体調)を管理する上で優先することがあれば優先し、その上で感染リスクを下げる方法を検討することが大切と思います」

(オトナンサー編集部)

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森まどか(もり・まどか)

医療ジャーナリスト、キャスター

幼少の頃より、医院を開業する父や祖父を通して「地域に暮らす人たちのための医療」を身近に感じながら育つ。医療職には進まず、学習院大学法学部政治学科を卒業。2000年より、医療・健康・介護を専門とする放送局のキャスターとして、現場取材、医師、コメディカル、厚生労働省担当官との対談など数多くの医療番組に出演。医療コンテンツの企画・プロデュース、シンポジウムのコーディネーターなど幅広く活動している。自身が症例数の少ない病気で手術、長期入院をした経験から、「患者の視点」を大切に医師と患者の懸け橋となるような医療情報の発信を目指している。日本医学ジャーナリスト協会正会員、ピンクリボンアドバイザー。

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