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萩原みのり、体力ゼロになる瞬間をカメラに映せて満足

映画「N号棟」で主演を務める萩原みのりさんに、台本の感想や現場の苦労などを聞きました。

萩原みのりさん
萩原みのりさん

 映画「N号棟」で主演を務める俳優の萩原みのりさん。同作は、死恐怖症を抱える大学生の史織(萩原さん)が、同じ大学に通う同級生と興味本位で廃団地を訪れます。そこにはなぜか多くの住人たちがおり、史織たちの前で激しいラップ現象や住人の自殺が続発。しかし住人たちは顔色一つ変えず、おびえる若者たちを仲間にしようと巧みに誘惑・洗脳してきて…実際に起きた幽霊団地事件をモチーフに描いたホラー作品です。

 オトナンサー編集部では、萩原さんにインタビューを実施。台本の感想や現場の苦労などを聞きました。

怖い場所なのに、疲れすぎて何も感じない

Q.台本を読まれていかがでしたか。

萩原さん(以下敬称略)「台本を分かりやすく説明するために、挿絵や写真が載っていたのですが、これを実際に映像化できるのかが不安でした。独特な内容だったので、どういう見え方になるのかイメージができませんでした。私が出演するとなって取材受けるときにどのようにこの作品を宣伝していくのかというビジョンが浮かびませんでした。だから、マネジャーさんに頼りました」

Q.笑ってしまうほど大変だったと資料にありますが、どれくらい大変でしたか。

萩原「とにかく大変でした。察してくださいという感じです(笑)場所も廃虚ですし、水も電気も通っていないような場所です。トイレも工事現場のような仮設トイレでした。環境も環境ですし、撮影も朝からそこでただただ撮るだけでした。1週間ちょっとで撮影していて、仕掛けもアナログで動いていたので、撮影にかかる時間も長かったですし、クライマックスは7時間くらいかけて撮影していました。ずっと最高潮にしんどい状態を継続しなければいけなくて、しかも過呼吸気味で持続していたので、体力がゼロになるまで撮影していました」

Q.役は引きずらないタイプですか。

萩原「この作品中は記憶が曖昧なんですが、休みの日は他の現場に行っていたので、引きずる余裕もないと言いますか、家に帰って、次の日は別の場所に行くみたいな。それがあったから助かったのかなと思います。別の現場は関係ない現場なのに、この作品と同じ小道具があったりして、全てが地続きになっている気分になることもありました」

Q.撮影中に怖いことはありましたか。

萩原「怖いと思う余裕がなかったです。エレベーターが止まっているので5階まで階段で行くのですが、真っ暗だから懐中電灯をつけていました。最初はギャーギャー言いながら登っていたのですが、途中から疲れて作業感覚になっていました。すごい場所にいるはずなのにみんな普通でした」

Q.これまでに不思議な体験をしたことはありますか。

萩原「占いに行ったことがあるんですが、最初に『あなたは霊感が強すぎて閉じている』と言われ『はぁ、そうですか』と思いました。ビビリなのでシャンプーのときは下を向いてできませんし、目も閉じられません。必ず上を向いてやります。洗顔のときはスピード勝負で、目の周りから落とします(笑)」

Q.一番の挑戦はどんなことでしたか。

萩原「挑戦ではないですが、現場で完全に体力がゼロになる瞬間がカメラに映ることはなかなかないと思います。今回はそれを映像に残せてよかったです」

Q.20代中に挑戦したいことはありますか。

萩原「年齢でこうしたいっていうのがなくて、気が付いたら役者始めて10年たちましたが、始めたときと感覚は変わっていません。でも、現場でお会いしてかっこいいと思う俳優さん、自分がいいなと思える大人になっていけたらと思います。そしたら、巡り会う役も変わってくるのかなと思います」

 映画「N号棟」は全国公開中。

(オトナンサー編集部)

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