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高橋文哉、ホラー映画の新たな魅力を発見「見終わった後に満足感と安心感」

映画「牛首村」に出演する高橋文哉さんに、役の捉え方や清水崇監督の演出などについて聞きました。

高橋文哉さん
高橋文哉さん

 映画「牛首村」に出演する俳優の高橋文哉さん。同作は、詩音(Koki,さん、正式には「o」の上に「‐」)はある心霊動画に映った、自分そっくりの女子高生を見て驚きます。動画の中の女子高生は牛首マスクを無理やりかぶせられ、廃虚に閉じ込められますが、映像はそこで途切れてしまい、言い知れない胸騒ぎと不安に駆られた詩音は、動画の撮影地である富山県の坪野鉱泉に向かう…恐怖の村シリーズの3作目です。高橋さんは行方不明の奏音を探すために詩音と行動を共にする倉木将太役で出演します。

 オトナンサー編集部では、高橋さんにインタビューを実施。役の捉え方や清水崇監督の演出などについて聞きました。

これまで避けてきたホラー映画

Q.台本を読まれていかがでしたか。

高橋さん(以下敬称略)「台本を読みながらヒヤッとするところや、うわっと声を出してしまうところもありました。暗いところや幽霊が苦手なのですが、現場は明るかったので助かりました」

Q.ホラー映画はよく見られますか。

高橋「初めて見ました。新しい景色が見られました。これまではホラー映画を避けてきましたが、このお仕事をしなければホラー映画と向き合うことはなかったと思うので、ありがたかったです」

Q.撮影を終えて、ホラー映画の印象は変わりましたか。

高橋「見たいと思うようになりました。今作を見たときに、これまでとは違う満足感がありましたね。ホラー映画は1つのジャンルにまとめられがちですが、作品ごとにそれぞれ違うところがあり、いろんな色があるのかなと思いました。映画『犬鳴村』や『樹海村』を誰かと見ようかなと思っています」

Q.役をどう捉えていましたか。

高橋「演じる上で大切にしていたのは詩音への思いです。将太の原動力でもあるので、そこの感情は意識しました」

Q.清水監督から演出はありましたか。

高橋「すごく向き合ってくれるんです。なので、一緒に作り上げていると感じました。将太のキャラクターが固まるのが最後の方だったので、いろいろと話し合いました」

Q.似ているところや共感できるところはありましたか。

高橋「ないですね。高校生で同じ境遇に置かれると、あそこまで行動するのは無理です。今なら分からないですが、当時はそこまでの勇気や覚悟はないですし、冷静に物事を見られません。尊敬できるところは多かったです」

Q.Koki,さんの印象を教えてください。

高橋「ご本人は緊張されて、プレッシャーもあったと思いますが、全く感じませんでした。プライベートの話をしているときは、笑顔がすてきな魅力あふれる方です」

Q.この作品の魅力はどこでしょうか。

高橋「ホラー映画を見たことがなかったので、お化け屋敷のようなイメージがありました。でも、ストーリーがしっかりあって、演出で驚かせるところはありますが、わざとらしくなく、ホラーを見てこなかった人間としては、のめり込んでしまいました。見終わった後に満足感と安心感があり、それはすごくいいなと思いました」

Q.ドラマ「最愛」で高橋さんの演技がとても評価されていましたが、それを受けてどう感じられていますか。

高橋「すごくうれしいです。終わってからすごく反響があったので、自分自身が追いついていない感じです。この先、振り返ったときに必ず思い出す作品になると思います」

Q.理想の俳優像を教えてください。

高橋「客観的にお芝居ができたらいいなと思います。役を客観的に見て、広い視野でお芝居ができるようになりたいです」

 映画「牛首村」は全国公開中。

(オトナンサー編集部)

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