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妹のおもちゃをかみつぶす兄…障害児ときょうだい児を同時に育てる難しさとは?

仲の良いきょうだいでいられるために

 障害児の息子ときょうだい児の娘を育てるにあたって、ずっと心掛けていることがあります。それは、「障害がある兄がいるから我慢しなければならない」と娘に思わせないようにしたいということです。息子と娘には、生涯にわたって仲の良いきょうだいでいてほしいと願っています。

 そのためには、「お兄ちゃんのせいで我慢ばかりだった」「お兄ちゃんばかり優先されて自分は蔑(ないがし)ろにされた」と娘に思わせないことが、一番大事だと思っています。

 障害児は、定型発達児以上に手がかかります。でも、そのしわ寄せがきょうだい児に行くことは、なるべく避けたいと思います。それが、きょうだい児のためだけではなく、結果として障害児本人のためでもあると思うのです。

 息子だって、娘から大切な存在だと思われながら生きていきたいはずです。「家族だから当たり前」と娘に押し付けず、息子と娘、どちらの気持ちも尊重して育てていきたいと思っています。

(ライター、イラストレーター べっこうあめアマミ)

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べっこうあめアマミ(べっこうあめあまみ)

ライター、イラストレーター

知的障害を伴う自閉症の息子と「きょうだい児」の娘を育てながら、ライター、電子書籍作家として活動。「ママがしんどくて無理をして、子どもが幸せになれるわけがない」という信念のもと、「障害のある子ども」ではなく「障害児のママ」に軸足をおいた発信をツイッター(https://twitter.com/ariorihaberi_im)などの各種SNSで続けている。障害児育児をテーマにした複数の電子書籍を出版し、Amazonランキング1位を獲得するなど多くの障害児家族に読まれている(https://www.amazon.co.jp/dp/B09BRGSY7M/)。「べっこうあめアマミ」というペンネームは、障害という重くなりがちなテーマについて、多くの人に気軽に触れてもらいたいと願い、夫と相談して、あえて軽めの言葉を選んで付けた。

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