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緊急地震速報の爆音が鳴った朝、パニックに陥る家族…息子の三者三様ぶりが「わが家を見ているよう」

“緊急地震速報”が鳴ったときの出来事を描いた漫画が話題に。地震が発生し、携帯の緊急地震速報に驚いて飛び起きた一家でしたが…。

漫画「緊急地震速報」のカット=マルサイ(maru_sai)さん提供
漫画「緊急地震速報」のカット=マルサイ(maru_sai)さん提供

“緊急地震速報”が鳴ったときの出来事を描いた漫画「緊急地震速報」がSNS上で話題となっています。ある日朝に地震が発生し、携帯の緊急地震速報に驚いて飛び起きた一家。子どもたちも泣いたり、パニックになったりしますが次男だけは…という内容で「大変でしたね」「あの音は心臓に悪いですよね」「わが家を見ているようです」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

子どもたちの反応に個性

 この漫画を描いたのは、マルサイ(ペンネーム)さん(41)です。3兄弟(11歳、9歳、6歳)の主婦漫画家として、インスタグラムで漫画を発表しています。また、「男子が3人います。」「体当たり家計改善」「まんがでなるほど!親子で学ぶプログラミング教育」などの書籍も出版しています。

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

マルサイさん「地震速報が鳴ったときの子どもたちの反応に個性がよく表れているな〜と思って描きました」

Q.確かに地震速報は驚きますよね。デバイスごとに受信をオンオフにできることはご存じでしたか。

マルサイさん「知っていますが面倒でそのままにしていました。でも、あのくらい派手に鳴っていても起きないメンバーがいるとなると、もっと鳴らしていいくらいかもしれません(笑)」

Q.次男くんは普段から、一度寝るとなかなか起きないのでしょうか。

マルサイさん「起きないときは何をしても起きませんが、休日は誰よりも早く起きます。朝の5時とか…(大迷惑)」

Q.兄弟で一番の怖がりは長男くんですか。

マルサイさん「年齢的なものもありますが、一番の怖がりは三男です。長男については、1歳のときに東日本大震災が起こったのですが、地震速報と余震が続いていた恐怖をいまだに忘れられないと言っていました。『地震速報=恐ろしいことが起こる』というイメージがあり、必要以上に怖がってしまうのかもしれません。

その経験があったからなのか、性格なのか、長男は兄弟一慎重です。常に危険を予測して行動している感じがあります。最近は歩道を2人で歩いていると、車道側は危ないからと私を壁側に歩かせます。いつの間にか、守る側から守られる側になりました」

Q.地震が起きた際、マルサイ家で実践しているルールなどはあるのでしょうか。

マルサイさん「リビングが一番安全なのでリビングに集まります。あまりにも揺れが大きいと歩いて移動が困難になるので、寝室で大地震がきたら、枕や布団をかぶったり、敷布団の下に潜り込んだりして身を守るようにと話しています。

パニックになると冷静な判断ができなくなるので(今回の漫画の長男のように)、大きい声で騒がない、状況をよく見るというのもルールに追加しました。実際はなかなかそういかないかもしれませんが、心がけておくだけでも違うと思います」

Q.このところ、各地で地震が多い印象です。何か防災対策などは。

マルサイさん「ローリングストック、避難バッグ、ポータブル電源、簡易トイレや充電が必要なものは常にフルにしておくなどしています。先日、家族5人に必要な備蓄量を調べたら、その量の多さにおののきました。普段用意している量だと全然足りないことが判明しました…」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

マルサイさん「『爆笑しました』『次男最強』『三者三様の反応で笑いました』などのコメントを頂きました」

(オトナンサー編集部)

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