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不倫も…最後は結ばれなかったけど、結ばれてほしかった朝ドラ男女ペア5選

“当て馬”ブームの火付け役

■吉高由里子さん&窪田正孝さん 「花子とアン」(2014年度前期)

「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子さんの半生を原案とし、山梨の貧しい家に生まれたヒロイン・安東はな(吉高さん)が震災や戦争を乗り越えて翻訳家の道へ進んだ、明治から昭和にかけての波乱万丈の半生記を描いたストーリー。

「近年の報われない“当て馬”ブームの火付け役とも言えるでしょう」

「子どもの頃から、花子のことを気にかけ、東京の出版社へ送り出したり、恋に苦しみ、故郷に帰ってきた花子の背中を押したりと常に味方でいてくれた存在の木場朝市(窪田さん)。しかし、一度も告白せずいちずに思い、見守り続けた朝市には『報われてほしい』と願う視聴者が続出し、後にスピンオフドラマ『朝市の嫁さん』が作られるまでになりました」

■堀北真希さん&高橋光臣さん 「梅ちゃん先生」(2012年度前期)

 終戦直後の東京・蒲田を舞台に、医師である父が戦災孤児の命を懸命に救おうとする姿に心を動かされ、落ちこぼれの劣等生から皆に愛される医師へと成長していくヒロイン・下村梅子(堀北さん)の物語を描いたオリジナルストーリー。

「長い朝ドラの中で、たまにはこんな変人カップルがあったっていい!と思うのです」

「梅子と幼なじみ・安岡信郎(松坂桃李さん)の2人は理想的な美男美女カップルのはずなのに、実は2人の結婚について、ネット上では反対の声が多数出ていました。なぜなら、梅子には、優しく生真面目な仕事バカで、結婚を意識すると『完全なる結婚』という本を一生懸命読んでしまうほど堅物の変人医師・松岡敏夫(高橋さん)という恋人がいたから」

「信郎との結婚は最初から決まっていたのに、松岡のキャラクターが愛されすぎたことで、制作側が困惑していたほどです。松岡が想定外に愛されたことで、後にスペシャルドラマ『梅ちゃん先生~結婚できない男と女スペシャル~』が制作されました」

(オトナンサー編集部)

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田幸和歌子(たこう・わかこ)

ライター

1973年長野県生まれ。出版社、広告制作会社勤務を経て、フリーランスのライターに。Yahoo!公式コメンテーター「エンタメライター」。週刊誌・月刊誌・ウェブ等で俳優・脚本家・プロデューサーなどのインタビューを手掛けるほか、ドラマコラムをさまざまな媒体で執筆中。エンタメ記事は毎日2本程度執筆。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)、「KinKiKids おわりなき道」「Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき」(いずれもアールズ出版)など。

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