うどんがいい→パン→拒否され泣く→またうどん…超絶イヤイヤ期息子との格闘が「分かる」
イヤイヤ期の息子の理不尽な行動を描いた漫画が話題に。うどんを食べると言ったのに、うどんを出すと「パン食べる」と拒否し、1時間泣き続けた揚げ句…。

イヤイヤ期の息子の理不尽な行動を描いた漫画「イヤイヤ期、理不尽の極み」がSNS上で話題となっています。イヤイヤ期真っただ中の2歳(当時)の息子。ある日のお昼ご飯、うどんを食べると言ったのに、うどんを出すと「パン食べる」と拒否し、1時間泣き続けた揚げ句の果てに…という内容で「分かる」「これはキレるかも」「忍耐が試される」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
体験した人にしか分からない大変さ
この漫画を描いたのは、主婦で編み物作家の花いるか(ペンネーム)さん(30代)です。インスタグラムでは、育児漫画と編み物作品を発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
花いるかさん「息子が生まれてから日記を書いていたのですが、文字だけでは表せない、かわいさがあることに気付きました。絵は下手ですが、とにかく思い出を残したい一心で描き始めました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
花いるかさん「イヤイヤ期の大変さは体験した人にしか分からないものです。夫は育児に積極的ですが、日中は仕事があるので、私の大変さの5分の1くらいしか味わえていないと思います。彼が知らない日中の出来事をイラストにすることで『こんなことになっていたのか…』と理解してもらえたらうれしいなと思って描きました。
夫のみならず、イヤイヤ期の何が大変なのかを知ってもらうことで、少しでも子育て世代に優しい世界になってほしいなという思いもあります」
Q.「他のものを欲しがっても出さない」など、イヤイヤ期に対応するためのルールはありますか。
花いるかさん「危険なこと、人や物を傷つけること、家のルールなど、ダメなものはダメという部分は絶対に譲りません。でも、息子にも自分の思いがあるのは分かるので『ここは譲れない、でも、これならいいよ』というふうに擦り合わせをするようにしています。ただ、この漫画辺りのエピソードになるとそもそも、話自体が通じないのですが(笑)」
Q.イヤイヤ期に対応する上で心掛けていることがあれば教えてください。
花いるかさん「まず前提として『自分は母である以前に人間である』ということを大切にしています。息子のイヤイヤ期は波はありつつも、1歳半から3歳まで続きました。人生でこんなにも長期間、一日中、ストレスにさらされ続けることってそうそうないですよね。しかも、絶対に逃げることが許されない。正直、何度も心がつぶれそうになりました。
そして、息子と向き合い続けるためにはまず、自分の心を守らないといけないということに気付きました。泣いている息子を放置して、トイレに鍵をかけて自分も泣いたり、息子と怒鳴り合ったりしたこともたくさんあります。でも、息子を人として尊重して、人間同士の対等な“けんか”として思う存分ぶつかったことは、『母だから』と我慢するよりもずっとよかったと思っています」
Q.現在、イヤイヤ期は落ち着いたのでしょうか。
花いるかさん「現在、息子は3歳2カ月になりました。うわさでよく聞くように、3歳を迎えたら、まさにつきものが落ちたかのように丸くなりました。息子が心身共に成長して、お互いの言いたいことが伝わるようになり、分かり合えるようになった結果だと思います」
Q.イヤイヤ期の子どもを持つママやパパに一言を。
花いるかさん「毎日、本当に大変だと思います。お疲れさまです。先が見えないことが一番の苦しさだと思いますが、どんなに激しいイヤイヤ期にも必ず終わりがあります! イヤイヤ期を終えた子のかわいさはご褒美級なので、それを楽しみに乗り越えてほしいなと思います。うちの息子よりすさまじいイヤイヤ期のエピソードがあれば、ぜひ教えてください! 語り合いましょう(笑)」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
花いるかさん「厳しいコメントも来るかな…とドキドキしていたら、『うちもうちも!』という共感の声ばかりでとても安心しました。育児は孤独なことが多いので、みんな同じ気持ちでイヤイヤ期と向かい合っているんだなと分かり、心強かったです」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
花いるかさん「普段は育児日記がメインですが、イラストの技術を少しずつ上げながら、過去の話などの連載も描いていきたいです」
(オトナンサー編集部)
こんな生活とても耐えられない。
子供がいなくて本当に本当に良かった。
みんな凄いね・・・