息子が生まれて半年、つらいこともうれしいことも…今、誕生に感謝します 「泣けます」
息子が生まれてからの半年間の出来事を描いた漫画が話題に。半年前、息子を生んだ母親。出産直後は授乳や夜泣きなどでしんどい時間が続きましたが…。
息子が生まれてからの半年間の出来事を描いた漫画「生まれてきてくれてありがとう」がSNS上で話題となっています。半年前、息子のりっくんを生んだ母親。出産直後は授乳や夜泣きなどでしんどい時間が続きましたが、100日が過ぎ、半年が過ぎ…という内容で「泣けます」「本当に分かります」「大きくなったときに笑って話してあげたいですね」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
薄れていく記憶を漫画で
この漫画を描いたのは、あむち(ペンネーム)さん(20代)です。会社員として働いていますが現在は育休中で、息子りっくん(0歳)の子育てをしながら、インスタグラムに漫画を投稿しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
「学生の頃から趣味で絵を描いていました。漫画を描き始めたのは出産後からです。出産して2カ月ほどたち、すでに子どもが新生児の頃の記憶が薄れていることに気が付き…。子どもの成長や日々の何気ない出来事を忘れたくないと思い、育児漫画に記録として残すことにしました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
あむちさん「息子が生後半年を迎えた節目に、新生児からの思い出を振り返りました。これまで生きてきた人生の中で一番大変で幸せな半年だったなと思い、この気持ちを忘れてしまう前に漫画に残したいと思って描き始めました」
Q.この半年で一番大変だったことは何ですか。
あむちさん「生後3カ月ごろが一番大変でした。寝かしつけがなかなかうまくいかず、毎日、お昼寝や夜のねんねで30分近く抱っこして寝かしつけをしていました…。暗闇で好きなアーティストの曲を聴きながら気を紛らわせていましたね…。今となってはいい思い出です」
Q.りっくんが大きくなったら、生まれたときの話をしてあげるのでしょうか。
あむちさん「してあげたいです! そのためにも、出産レポの漫画も描いて記録に残しておきたいです。だんだん、記憶(特に当時の痛み)が薄れてきてしまっているので…」
Q.次のお祝いは5月の誕生日だと思いますが、初節句もあります。何か予定していますか。
あむちさん「私の両親からお祝いを頂いたので五月人形を購入しました。かなり気が早いのですが楽しみで、もう家に飾っています(笑)両実家が遠く、このご時世なので、夫と3人で記念撮影をしてささやかにお祝いしたいと思っています」
Q.生後間もないお子さんを子育て中のママにメッセージをお願いします。
あむちさん「産後の体やホルモンバランスは自分が思う以上に乱れています。最初の3カ月間は特に大変で、赤ちゃんのお世話で精いっぱい。『何もできてない』と自分を責めてしまいがちですが(私はそうでした)、『今日も自分の子を一日育てられた』と褒めてほしいです。
また、大変な渦中にいると『これが一生続くのか』と絶望しがちです。私の場合は生後4カ月を迎える頃から赤ちゃんに笑顔が増え、自分も少しずつ育児に慣れてきて楽になってきました。どうか頑張ってください!」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
あむちさん「『私も生んだ子どもを一度でいいから、おなかに戻したい!と思ったことがある』『この生後半年間の記憶は子どもには残らなくて、切ない気持ちも分かる…!』といった共感の声を多く頂きました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
あむちさん「これからも漫画を続け、ご縁があれば、ウェブメディアなどで連載を持てたらいいなと夢見ています。また、育児に限らず、自分の趣味や生活のことなどもエッセーとして描いてみたいです」
(オトナンサー編集部)
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