痛いとき、怖いときは“楽しかった”と乗り切る娘、初めての歯医者さんで…「けなげですね」
娘のけなげな言動を描いた漫画が話題に。痛いときや怖いことがあったときは必ず、「楽しかった」と言って乗り切ろうとする2歳の娘はある日…。

娘のけなげな言動を描いた漫画「楽しかった?」がSNS上で話題となっています。転んで痛いときや怖いことがあったときは必ず、「楽しかった」と言って乗り切ろうとする2歳の娘。ある日、初めての歯科検診に連れて行くと、歯医者を前に…という内容で「かわいすぎます」「けなげですね」「先生びっくりですね」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
「楽しかった」はどこで覚えた?
この漫画を描いたのは、ゆるゆるみ(ペンネーム)さん(30代)です。ブロガーとして活動しており、子育てに関する漫画をインスタグラムやブログ「ゆる母日記」で発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
ゆるゆるみさん「育児漫画を描き始めたのは、2020年の緊急事態宣言が出た頃です。以前から、漫画を描いて発表したいと思っていましたが、なかなか踏ん切りがつかないでいました。育児や自分の体調が落ち着いてきたのをきっかけに、重い腰を上げて、描き始めました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
ゆるゆるみさん「娘を初めて歯科検診に連れて行ったのがきっかけです。『楽しかった』を号泣しながら連呼する娘に歯医者さんや歯科助手さんが驚かれ、『そういえば、痛いときとか怖いときによく言ってるな〜』と思ってまとめてみました」
Q.「楽しかった」はどこで覚えたのですか。
ゆるゆるみさん「外遊びを切り上げるとき、『楽しかったね、じゃあ帰ろうか』と声掛けをしていたせいかもしれません。『こう言えば、親が満足して嫌なことも終わる』と思っているみたいです。自分自身と親を安心させたいのかなとも思います」
Q.けなげですね。無理に我慢しなくていいことは伝えてあげたのでしょうか。
ゆるゆるみさん「その都度、『痛かったね。痛いときは痛かったと言っていいんだよ』と伝えるようにしています。親が不安そうにしていると、より不安になって、気持ちを上書きしようとするので、こちらもなるべく慌てず、気持ちに寄り添うよう心掛けています」
Q.歯医者さんには“事情”を説明されましたか。
ゆるゆるみさん「初めての受診であること以外は伝えませんでした。歯医者さんは普段、『楽しかった』と言われることが少ないからか、びっくりしておられましたが、小児の治療にたけた先生だったので優しく笑ってくださいました。最後の方は娘も慣れ、落ち着いて処置を受けることができました」
Q.他に娘さんの怖いものや苦手なものは何でしょうか。
ゆるゆるみさん「ついこの前ですが、節分の鬼が怖かったようです。保育園に襲来した、お面をかぶった謎の大人…イベントを理解していないと、大人でもちょっとした恐怖ですよね。あとは大きな音も苦手みたいです」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
ゆるゆるみさん「『けなげ!』と言ってくださる方が多かったです。娘をギュッとしたい気持ちになってもらえたようでした。お医者さんとのやりとりに笑ってくださった方もいてとてもうれしかったです」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
ゆるゆるみさん「夢は大きく、育児漫画のウェブ連載と本の出版です! お仕事、お待ちしています。いつかは、自分自身の話やイラスト動画にもチャレンジしたいな〜と思っています」
(オトナンサー編集部)
コメント