暴力を心配していたら…アンパンマンを初めて見せた後の姉妹、衝撃の行動に 「まさかの結果」
子どもたちに「アンパンマン」を見せたときのエピソードを描いた漫画が話題に。「アンパンマンで、物事を暴力で解決する子になる」と聞いていた母親でしたが…。

子どもたちに「アンパンマン」を見せたときのエピソードを描いた漫画がSNS上で話題となっています。「アンパンマン」を初めて見た4歳と1歳(当時)の姉妹。「アンパンマンは勧善懲悪のストーリーなので、物事を暴力で解決する子になる」と聞いていた母親は子どもたちの変化を心配していましたが…という内容で「確かに衝撃的かも」「うちは怖がっていました」「まさかの結果」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
あまりに完璧な“なりきり”っぷりで…
この漫画を描いたのは、イラストレーターの志水めぇぇ(ペンネーム)さん(37)です。イラストレーター活動のほか、インスタグラムで「1年遅れの育児絵日記」を発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
志水さん「2014年から、長女の妊娠日記を描き始めました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
志水さん「姉妹のあまりに完璧な“なりきり”っぷりが面白くて。誰かに聞いてほしくて漫画にしました」
Q.以前から、見せるテレビ番組にこだわりがあったのですか。
志水さん「これといったルールはなかったのですが、長女がEテレ以外のテレビを全然見たがらなかったので。ただ、テレビよりはなるべく、外遊びをさせてあげたいとは思っていました。その後、コロナ自粛で完全にテレビっ子になってしまいましたが(汗)」
Q.「こういう番組はよくない」といった意見は参考にしているのでしょうか。
志水さん「個人的には、本人が好きなら、特撮もアニメも楽しんだらいいんじゃないかと思っています。私も見たいですし。なので、あまり気にしない方なのですが、知識としては聞いておいて損はないかなと思っています。YouTubeに、子ども向けコンテンツに見せかけて、悪意のある映像を流す愉快犯がいると聞いたときはさすがに警戒しました」
Q.見せた後の反応について、どう思いましたか。
志水さん「『そこ!? 気に入っちゃった!?』と思いました(笑)」
Q.子どもたちに何か注意はされたのでしょうか。
志水さん「漫画では分かりやすいように塗り絵を踏んでいますが、実際はただ、動きをまねるのを楽しんでいる感じだったので特に注意はしませんでした。ただ、『エレベーターの中でやらないで』とは言いました。その後しばらく、どこでも地面を踏みつけていました…」
Q.その後、アンパンマンを好きになりましたか。
志水さん「今は姉妹そろって大好きです。2人で『アンパンマン頑張れー!』と応援しています。クリスマスプレゼントにアンパンマンのおもちゃをリクエストするくらい、アンパンマン愛は変わりません。ただ、次女はいまだに悪役も好きみたいです。5歳と3歳になりましたが、2人ともまだまだ卒業しそうにないので逆に心配です」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
志水さん「『うちの子はアンパンマン大好きだけど、優しい子に育ってるよ』という声を頂きました。やっぱりそうですよね(笑)ただ、中には『確かにバイキンマンにだけ問答無用だよね』『バトルシーンは怖いみたい』というコメントもありました。
ちなみに昔のアンパンマンを見てみたら、もっとバイキンマンの扱いがひどくて笑ってしまいました。昭和ですね。子どもたちが一度は通る世界を、優しいところだけ残して制作し続けてくれているんだろうなと思うと、スタッフさんにエールを送りたい気持ちです。いつも、すてきなお話をありがとうございます」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
志水さん「アンパンマンではないですが、子どもたちにより良い形で社会をバトンタッチできるように、自分にできることはないか考えていきたいです。例えば、教育やジェンダーなど身近な問題提起をできるような創作漫画を描いてみたいです! イラストレーターとして、そのような書籍のイラストを担当するのも夢です。インスタグラムでは引き続き、自由すぎる姉妹の絵日記を発信していきます」
(オトナンサー編集部)
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