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泣きだした息子に“ごめんね”と謝っていた私、夫の言葉から学んだこと 「心温まりました」

息子の子育てで気付いたことを描いた漫画が話題に。料理で忙しい中、息子のあっくんが泣きだしたため、そばに行った母親でしたが…。

漫画「ありがとう」のカット=ぬこ(nukoyome093)さん提供
漫画「ありがとう」のカット=ぬこ(nukoyome093)さん提供

 息子の子育てで気付いたことを描いた漫画「ありがとう」がSNS上で話題となっています。料理で忙しい中、息子のあっくん(当時9カ月)が泣きだしたため、そばに行った母親。「お待たせ、ごめんね」と声を掛けながらあやしますが、別の日、今度は夫があっくんの世話をすることになり…という内容で「旦那さん、すてきすぎます」「心温まりました」「すてきな家族」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

謝ることが癖になっており…

 この漫画を描いたのは、ぬこ(ペンネーム)さんです。普段は主婦として子育てをしながら、日常で起こったさまざまな出来事を漫画にして、インスタグラムで発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ぬこさん「昔から絵を描くのが大好きで、授業中、ノートに落書きばかりしていました(笑)中学生時代は、仲の良い友達とイラストをお手紙のように交換して楽しんでいました。2017年から、友達のすすめでインスタグラムを始めましたが、日常漫画を描いている方がたくさんいたので私も描いてみたいと思ったのがきっかけです」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ぬこさん「日中、家事をしているとどうしても待たせてしまう場面が多く、申し訳ないなあという気持ちから、つい謝るのが癖に…ある日、泣いている息子の対応を主人に頼んだら、さも自然に『待っててくれてありがとうね!』と言いました。何だかすごく感動して、この気持ちを忘れないようにと描きました」

Q.旦那さまは普段から、育児に協力的なのですか。

ぬこさん「普段から、家事育児は進んでしてくれます。要領が良い方ではありませんが(笑)私の負担を減らそうとしてくれたり、子どもとまっすぐ向き合ってくれたりする姿勢は本当に助かっています」

Q.その後、「ごめんね」は減ったのでしょうか。

ぬこさん「だいぶ減りました! 言うにしても、ちょっとおちゃめっぽく言ってみたり…漫画の件があってから、だいぶ気持ちが楽になりました。息子も成長するにつれて行動範囲が広がったり、一人遊びができるようになったり、そういう点でも待たせることが減ったと思います」

Q.「ありがとう」以外によく使うプラスの言葉はありますか。

ぬこさん「毎日口にしてるのは『かわいい!』です。特に意図があるわけではなく、単純にいとおしいという理由で気付いたら言ってます…親バカですね(笑)他には、何かできたりしたら、『すごいね!』『頑張ったね!』などでしょうか…。言葉ではないですが、拍手を少し大げさにしてみたり、頭をなでたり、ギューッとハグしたり、スキンシップも大事にしています」

Q.あっくんには、どんな子に育っていってほしいですか。

ぬこさん「一番に元気に育ってほしいです。主人のように人に優しく、お友達がたくさんできるとうれしいです」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ぬこさん「こういう場面で、自然に感謝の言葉が出る主人がすてきだというコメントを頂きました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

ぬこさん「趣味の範囲で描いているので、今のまま、育児をしながら空いた時間に家族の思い出を漫画で残せたらいいなあと考えています」

(オトナンサー編集部)

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