青いランドセルは男の子、持ったら変でしょ 娘の言葉に考えさせられたこと 「すてきなお話」
娘のランドセルを選んでいたときの出来事を描いた漫画が話題に。娘のユイちゃんの小学校入学前、ランドセルを買いに出掛けた母娘でしたが…。

娘のランドセルを選んでいたときの出来事を描いた漫画「ランドセルの色の話」がSNS上で話題となっています。娘のユイちゃんの小学校入学前、ランドセルを買いに出掛けた母娘。母親が「何色がいい?」と聞くと、ユイちゃんの答えは「赤色かなあ」というもので…という内容で「すてきなお話です」「ランドナップ初耳です!」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
自分の好きなものを大切にしてほしい
この漫画を描いたのは、ほしはな(ペンネーム)さん(40代)です。イラストレーター、臨床美術士をしながら、日々の出来事などをインスタグラム漫画で発表しています。漫画は1年半ほど前から、自分の中の体験を整理したいと思い、描き始めました。
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
ほしはなさん「ランドセルを買いに行ったときの、子どもとの会話が心に残っていたのがきっかけです」
Q.「自分らしさ」について、これからどのように伝えていきたいですか。
ほしはなさん「自分が好きと思えるものをたくさん見つけてほしいです。それが人と違っていることが個性だと思うし、自分の好きなものを大切にできる人は他人の好きなものも大切にできるのではと思っています」
Q.ほしはなさんご自身は「○○だから」という決めつけをやめて、変化はあったのでしょうか。
ほしはなさん「自分自身に対して寛容になったと思います。それと、仕事や創作でアイデアが湧きやすくなりました。一つの方向だけでなく、いろいろな視点で見るようになったからかなと思っています」
Q.ランドナップ、最近よく見かけますね。他に、昔と大きく変わった学校用品はありますか。
ほしはなさん「最近、いいなと思ったのは、女子の水着でタンクスーツのような形も販売されていたことです。私は子どもの頃、がっしりした体形で、ワンピース型の水着が恥ずかしかったので選べるのはいいなあと思いました。あとは、書道セットなどもいろいろなデザインが増えて、選ぶ楽しさもありますよね」
Q.ユイちゃんはランドナップを気に入っているのでしょうか。
ほしはなさん「はい、とても気に入っています。雨や雪でも劣化せず、とても丈夫です。高学年になって学習する科目が増えたので教科書がたくさん入るのがいいそうです。前面の透明なポケットに友達からもらったかわいいシールを入れています」
Q.親として子どもを見守っていく上で大切にしていることは。
ほしはなさん「毎日忙しいですが、話をするときは子どもの意見や感じたことをよく聞くように心掛けたいと思っています」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
ほしはなさん「『ランドナップを知らなかった、実用的でいいですね』『虹色のランドセルがいつかできたらいいですね』など温かいご意見もありました。それぞれの違いを楽しめるような世の中になったらいいなと思っています」
(オトナンサー編集部)
なるほど、知らないうちに子供は周囲から刷り込まれるのですね。それが、おかしいと感じるのは自我に目覚めてからなのでしょうかね。
私の地域ではランリュックと呼んでいました!
軽くて、安くて少し傷みやすいけれど買い替えるのも万行かないのでとても気に入っていました。
私の小学校は学校指定のコレでした。(3●年前)
ランドナップなんてたいそうな名前無かったような…
今はランドセルみたいですが、当時は遠足とか全部コレ。
子供ながらランドセルへのあこがれはありましたけどね。
これは女の子だから成り立つ話なのだと思います。男の子がピンクや赤を気安く選べるでしょうか。そもそも、そんな選択肢すら存在しません。ランドセルの色の選択は、女の子用の華やかでバリエーションに富んだのに比べて、男の子の選択幅の狭いことといったら……。