弟の誕生日、プレゼントを買ったのに男兄弟の気恥ずかしさからためらいが…「すてきな兄弟」
弟に誕生日プレゼントをあげたときの出来事を描いた漫画が話題に。弟の誕生日、弟が好きなカフェの商品券を準備した男性でしたが…。
弟に誕生日プレゼントをあげたときの出来事を描いた漫画「弟の誕生日だった日のこと…」がSNS上で話題となっています。弟の誕生日、弟が好きなカフェの商品券を準備した男性。しかし、自分の誕生日に弟から何もなかったこともあり、「男の兄弟はプレゼントをあげない方がいいのか」と悩んでいると…という内容で「すてきな兄弟」「素直に言えることがすごい」「自立した子どもにも同じような気持ちになります」などの声が上がっています。作者の男性に聞きました。
遠くの職場で働く弟のために
この漫画を描いたのは、中山少年(ペンネーム)さん(25)です。漫画家として活動しています。インスタグラムや漫画サイトで活動する他、テレビ東京系「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」にも出演中です。
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
中山少年さん「兄弟間、または親子間でコミュニケーション不足に悩む人がいたら、何か感じるものがあるのではないかと思って描きました。小さい頃、いつも一緒だった弟ですが、大きくなるにつれて顔を合わせる頻度が減り、コミュニケーションを取ることを気恥ずかしく感じるようになっていたのもあり、漫画にしてみました」
Q.プレゼントをあげようと思ったきっかけはあったのですか。
中山少年さん「弟は来年から、遠く離れた職場で働くので、何か思い出を作れたらなあと思って誕生日プレゼントを用意しました。渡すとき、気恥ずかしい気持ちもありましたがふと弟を見たら、子どもの頃とあまり変わっていない表情をしていてかわいく思えたのでプレゼントを渡すことができました」
Q.プレゼントをするのはこのときが初めてだったのでしょうか。
中山少年さん「プレゼントをあげたことはないのですが、子どもの頃、得意だったオムレツを弟にもよく作ってあげていました。弟は小さかったので料理をすることはできず、見ているだけでした。弟は『今日はどんなオムレツかな?とワクワクしながら待っていた』と大人になってから言っていました。そのせいか、成長すると積極的に料理をするようになりました」
Q.普段から、弟さんとは仲良しなのですか。
中山少年さん「普段から仲が良くも悪くもない感じなのですが、コミュニケーションを取ることは基本的に少ないです」
Q.この後、弟さんからお礼などはあったのでしょうか。
中山少年さん「はい! 翌日帰宅すると、ベッドの上に『thank you』と書かれたメモの貼られたプレゼントが置いてあり、中には僕のペンネーム『中山少年』の文字が刻印された万年筆と替えのインクがたくさん入っていました! お返しのプレゼントを考えて用意してくれた弟の優しさを感じました」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
中山少年さん「『私も妹にプレゼントしようかな』『思いやりがすてきですね』といったコメント、『3兄弟でプレゼントを渡したりはしませんが…年を取るたびに優しくなれている気がします』など似た境遇の方々から共感の意見をたくさん頂きました。
また、『私が息子を見て思う気持ちと似ています!』といった、親子間でも同じように感じるという意見もありました。いろんな境遇の方に少しでも何かを感じていただけたことをうれしく思います」
(オトナンサー編集部)
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