【漫画】厚手のタートルじゃカットできねえ…美容師にとっての客のNG行動5選 「分かります」
美容師目線から見た客のNG行動を描いた漫画が話題に。美容師の立場からすると、「施術前にグロスを塗る」と髪の毛がベタベタくっついてカットどころではなかったり…。

美容師目線から見た客のNG行動を描いた漫画「美容室でのNG行動5選」がSNS上で話題となっています。美容師の立場からすると、「施術前にグロスを塗る」と髪の毛がベタベタくっついてカットどころではなかったり、「厚手のパーカを着る」とシャンプーで確実にぬれてしまったりと、客にしてほしくないNG行動がたくさんあり…という内容で「分かります」「それ」「会話でうなずかれるのも困る…」などの声が上がっています。作者の男性に聞きました。
美容師にとっては日常すぎる「あるある」
この漫画を描いたのは、TAKUO (ペンネーム)さん(30)です。美容師イラストレーターとして活躍しています。インスタグラムやブログ「たくおの美容師物語」で漫画を発表しており、これまでに「美容師あるある物語」(小学館)などの作品を手がけています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
TAKUOさん「幼稚園〜小学校の頃です。よく、自由帳にオリジナルのキャラクターを描いたり、キャラクターの模写などを描いたりしていました。絵は昔から得意で、僕が絵を描くことで周りのみんなが『すごい』『面白い』と喜んでくれることがすごくうれしかったことを覚えています」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
TAKUOさん「僕ら美容師が普段、お客さまには面と向かって言えないことをたくさんのお客さまに見ていただけるように、かなりインパクトのある表現で描きました。僕の発信で、少しは『美容室にはパーカは駄目』などのNG行動が浸透してきたのかなと思いますが、全国民にこれが浸透すればいいなと思って描きました」
Q.お客さんが、あるあるな行動や格好をしているときはどのような気持ちなのですか。
TAKUOさん「美容師にとってはあるあるすぎて、もはや日常なので何も思わないレベルかもしれません(笑)パーカとかタートルネックを『やめてくれー』と思う理由も基本的にはお客さまのためです。パーカなどのせいで、僕ら美容師が切りにくくなると当然、パフォーマンスが落ち、お客さまの仕上がりに影響が出てしまいますので…」
Q.お客さんに直接伝えることもあるのでしょうか。
TAKUOさん「お客さまに直接言ったり、伝えたりすることはできません。美容師さんが直接言えないことを僕がシュールなイラストを通して、お客さまに代弁しているような感じです」
Q.これ以外にもあるあるはあるのですか。
TAKUO さん「他にも、あるあるはたくさんあります。よく、ネタは尽きないの?と言われますが、僕が美容師をしている限り、あるあるが尽きることはないですね」
Q.逆に、お客さんのありがたい行動は。
TAKUOさん「美容室に来てくれるだけでありがたいです。僕ら美容師は何だかんだ言っても、お客さまありきの商売なので、美容師みんながお客さま一人一人を大切に思っています」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
TAKUOさん「美容師さんからは共感の嵐でした。『お客さま側にもっと見てもらいたい』『これがもっと浸透してほしい』など。お客さま側からは、『知らずにやっちゃってた』『今度からは気を付けよう』などと言っていただけました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
TAKUOさん「今後は、他のジャンルの漫画を描きたいという欲もあるのですが、美容師の漫画は描き続けたいです。それが美容業界への恩返しかなと思っています」
(オトナンサー編集部)
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