【漫画】日本人はしてるのに…マスクを買えずに困り果てる外国人の話で考えたこと 「すてきです」
ドラッグストアで経験した出来事を描いた漫画が話題に。ドラッグストアで、外国人女性が困った様子で店員に話しているところを目撃した女性は…。

ドラッグストアで経験した出来事を描いた漫画がSNS上で話題となっています。ある日、ドラッグストアで、外国人女性が「マスクがない。どこでマスクを買うの?」と困った様子で店員に話しているところを目撃した女性(作者の姉)。マスクを入手できず、がっかりして店外に出る姿を見て…という内容で「とっても優しいお姉さん」「すてきです」「私も見習いたい」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
困っている人は思わぬところに…
この漫画を描いたのは、グラフィックデザイナー兼イラストレーターのさやけん(ペンネーム)さんです。インスタグラム、ツイッター、ブログ「さやけん家~妖怪獣観察日記~」で育児漫画を発表しています。
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
さやけんさん「姉から話を聞き、『思わぬところに困っている人がいるんだ』ということを少しでも知ってもらえるきっかけになればと思い、描きました」
Q.知らない方、特に外国人の方に話しかけるのは勇気の要ることだと思います。それでも声をかけた一番の理由は何だったのでしょうか。
さやけんさん「姉は『目の前に困っている人がいて、ただただ、いたたまれなくなった』と言っていました。『海外旅行をした際、外国の見知らぬ方に優しくしていただくことが多く、日本で同様のことがあれば、今度は自分が助けたい』という気持ちをずっと持っていたそうです。
姉は何かの本で『無知は罪です。目の前の人、家族、大切な人だけでなく、自分の考えが普段及ばない他人にも思いをはせることが大人だ』という一文を目にし、『自分もそんな大人になりたい』と常々思っていると話してくれました」
Q.受け取ってもらったときは、どのような気持ちだったのでしょうか。
さやけんさん「『ほっとしたし、喜んでもらえて素直にうれしかった。日本語、英語が混ざってへんてこな会話だったけれど、返された笑顔がすべてだと思った』と姉から聞きました」
Q.このエピソードをお姉さまから聞き、ご自身も何か意識するようにしたことはありますか。
さやけんさん「当たり前ですが、自分と全く関わりのないところにも自分と同じように生きている人間がいて、その人には家族がいて、あるいは何かで困っているのかもしれないと考えるようになりました」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
さやけんさん「『海外に住んでいる日本人も同じように困っているかもしれない』『手に入りにくい物の代用品として買い占められた必需品がなくて、とても困っている』といったハッとさせられるコメントや、フォロワーさんのご家族が同じようにマスク不足のところに寄付をして、とても喜んでいただけたというすてきなお話を聞くこともできました。
また、『自分も助け合いの気持ちを持ちたいと思った』といううれしいコメントや、『足りないものは少しずつ分け合えば、きっと足りるはずなのにね』といったご意見も頂きました。こんなときだからこそ、助け合えたらいいなと思いますね」
(オトナンサー編集部)
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